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『Team8を死なせるわけにはいかない』VOL.2でボツにした原稿その1。

 04, 2017 00:44
『Team8を死なせるわけにはいかない』は、ボツにした原稿があります。

内容の問題ではなくて、載せるページが足らなかったためです。
本の印刷は基本的には4ページ単位で構成されているので、1ページだけ増やしたいとかはできません(残り3ページが空白になってしまいます)。

なので、書いたものの、ページ数やレイアウトの問題でやむなくボツにしたというわけです。

しかし、このまま埋もれさせるのはもったいないので、ここのブログに掲載します。
まずは、吉川七瀬分を。




◆吉川七瀬◆

 良くも悪くも、Showroomはチーム8メンバーにとって大きな影響を与えたツールだ(大きく言えばチーム8に限らず48グループ、いやアイドルのムーブメントを変えたように思えるが、他のアイドルのことはよくわからないのでここでは触れない)。
 「朝五時半の女」大西桃香は言うに及ばず、下青木香鈴や阿部芽唯など、それまで運営に特に推されていたわけでもないメンバーが、自分たちがもともと持っているおもしろさを生かせる場として、Showroomで自身をアピールしている。
 吉川七瀬もそのひとりだろう。もっとも、彼女の場合、本人の意図しない面がクローズアップされた。
 だれが言い出したのかはしらないが、「アホかわいい」というフレーズは吉川七瀬に実にうまくハマっている(吉川七瀬に対する特有のフレーズではなく、他のジャンルでも使われているようだが)。
 1900年代を19世紀だと思っていたり、モグラを見たことがないのでネッシーのようなUMAだと思っていたり、いちいち書いていたらきりがない。
 吉川七瀬本人は、まさかこんなことで脚光を浴びることになるとは思ってもいなかっただろう。彼女にとっては普通のことを普通に話しているだけなのだから。しかし、この落差こそがアイドルの魅力のひとつなのだ。
 Showroomから伝わってくるのはアホな部分ばかりではない。吉川七瀬の人柄もよくわかる。アホな発言を突っ込まれても気落ちするでも、怒るでもなく、ファンが喜んでくれればいいという気持ちが伝わってくるから、見ているほうも吉川七瀬と一緒に安心して笑える。
 実際、吉川七瀬の性格の良さはファンだけでなく、現場で接している人たちからも賞賛されている。ネット配信の『AKB48の君、誰?』でおこなわれた〈性格がすばらシーサー総選挙〉において、吉川七瀬は堂々の3位。トップリードの和賀大輔は「いい意味で親の顔が見たい。どうしたらこんなに性格のいい子に育てられるのか」と吉川七瀬を絶賛した。
 メンバーからの信頼も厚いようで、小田えりなとは同じ関東メンバーということもあってか、仲がいいと聞く。
 さらに言えば、Showroomでのアホかわいい発言や、番組中に垣間見せる性格のよさも彼女の魅力なのだが、劇場公演や全国ツアーでステージに立つ吉川七瀬のかっこよさといったらない。
 個人的に〈ベスト・オブ・吉川七瀬〉を挙げるとすれば、全国ツアー沖縄公演での『黒い天使』を推したい。名前に「ナナ」のつく三人で構成されたユニットで、夕焼けと中城城の城壁を背景に歌う吉川七瀬のかっこよさは、彼女のパフォーマンスがいかに多様であるかを思い知らせてくれる。
 アホっぽさや親しまれる性格やかっこよさが同居する、人間としてもアイドルとしてもほぼ完璧な吉川七瀬に足りないものがあるとすれば、それは自信のなさではないか。
 ファンを楽しませる才能があり、スタッフやメンバーからの信頼もあるのであれば、もっと自信をもっていいと思うのだが、吉川七瀬本人はよく言えば謙虚すぎるらしい。
 今年の総選挙のときも、寸前になってランクインしたいと言い出したり、『ブンブンエイト大放送』で〈なちょぱ〉がブレイクしたというのに、とにかく控えめで、彼女の推しからはもっと自信を持ってほしいという声も上がっている。
 吉川七瀬が自身のパフォーマンスや秘めた魅力に自信を持ち、それを発揮できる機会があれば、いま以上に多くの人の目に留まることだろう。■





ほとんど推敲していないので、おかしなところがあったらご指摘ください。

と、こういったメンバーについての解説(ぼくだけでなく、Tori-sanにもたくさん書いていただいてます)や、総選挙に投票していただいた方のレビューが読める『Team8を死なせるわけにはいかない』VOL.2の通販を開始しています。

https://mazizyo.booth.pm/ 

匿名で配送できるサービスです。ぼくに購入者の情報は伝わりません。安心してご購入ください。

なお、本誌は後日、webでの無料公開もします(日時未定)。
ただいま作業を少しずつ進めてはいますが、けっこう時間がかかるものなんですね…。

また、9/10の徳島イベントに参加しますので、その現地での手渡しも可能です。
そちらをご希望の方は、

nuremusume@mail.goo.ne.jp

まで、ハンドルネーム、希望冊数(VOL.1とVOL.2のどちらか、あるいは両方か)をお書きの上、当日連絡を取り合えるアドレスから、メールをください。

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