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曲に罪はないか?

 12, 2008 22:10
 先週、岡村靖幸が覚醒剤取締法違反で逮捕されたとき、ぼくは土曜に放送される『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』のことが真っ先に気になった。先週の放送で岡村靖幸特集をする、と予告していたからだ。
 通常、こういう事件が起きた場合はプログラムを変更するものだが、宇多丸は「曲に罪はない」としてあくまでも岡村の作った楽曲について論評し、コーナーとしてきちんと成立させていた。これについては、面倒臭いと逃げることをしなかった宇多丸と番組スタッフは英断をしたと思う。
 ただ、曲に本当に罪はないのか、というとやや疑問はある。
 楽曲が岡村から作られた以上、そこには彼のパーソナルが当然ながら含まれている。そして彼のパーソナルの中には覚醒剤常習という事実が含まれている。
 簡単に言えば、「ジャンキーの作った曲ではないか」という論法もある程度は成り立つと思うし、覚醒剤を打ったからこそ作れた曲もあるかもしれない。そうなると、いつから彼が覚醒剤を常用していたのかわかなないけど(初逮捕は2003年3月)、ヤク中が作ったかもしれない曲を、「曲に罪はない」と言い切ってしまうことに、ぼくは抵抗がある。
 また、「曲に罪はない」のであれば、一発キメて作った曲でも「曲に罪はない」のだから、常人では考えつかないドーピング曲を、意識して作ろうとする馬鹿が出てくる可能性もあるのではないか? いや、もういるかも(笑)。
 まあ、「曲に罪はない」という理屈もわからないではないのだが、この理屈は多分に都合よく解釈される可能性があるので、ちょっと注意が必要だとは思う。番組冒頭の宇多丸の、やや歯切れの悪い感じは、そういったことを含んでいたと、番組ファンとしては思いたい。

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