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なぜ売るのか?

 24, 2009 06:47
 ぼくがインターネットを始めたころのwet系サイトはほとんど「素人」が作っていた。今考えれば写真も拙いものが多くて、趣味の範囲を超えるものではなかった。それでもwetという趣向が好きだということは伝わってきた。

 今のwet系サイトは「商売」ばかりしている、という声がある。
 たしかにぼくのサイトもそうだが、CD写真集やDVDを販売しているサイトは多い。
 しかし、このことは「昔はよかったなぁ」的に憂いをこめて語られるべき現状なのだろうか? 「昔は無料でwet写真が見られたけど、最近は見るのにカネがかかるからなぁ」といった感じの言葉が、ネットでときどき見られるのだ。
 なるほど、見る側にとっては最高のことだろう。なにしろタダだ。タダでオナニーのネタを拾えるならこんなにいいことはない。
 けれどもよく考えるべきだ。
 なぜ無料で画像が見られるサイトはなくなっていったのか。

 どんなジャンルでも、黎明期が一番盛んなのは当たり前のことで、いずれはいろんな意味での淘汰がなされていく。そして衰退するものは消えていく。それだけのことでしかない。
 こんなことを憂いて、なんの意味があるんだろう?
 懐かしさは美化され、現実のもの以上になる。それを基準に「今」を語られても、ぼくには苦笑しか浮かばない。

 サイトが消失する理由はたくさんあるだろうが、カメラマンが運営するフェチ系サイトの場合は経済的事情が大きいと思われる。
 wet写真を撮るのはカネがかかる。まずは機材、そして撮影場所の使用料、モデルのギャランティ、衣装とそのクリーニング代、小道具、交通費諸々……。カメラマンの事情によって変わるだろうが(たとえばモデルは恋人や奥さんを使うのでギャラはないとか)、最低でも3万程度、ちょっと凝った撮影をすれば10万くらいのカネは消えてなくなる。
 これをどこからの見返りもなく、何度もおこなうことは個人レベルでは無理だと思う(ひょっとしたら10万くらいなんでもないという金持ちがやっていた可能性もあるが)。
 昔はよかったという人は、このことを考えたことがあるのだろうか?

 百歩譲って、ロムをしているだけの人が言うのならまだいい。
 しかし噴飯ものなのは、過去に自分も写真を売っていた人があれこれぼやいているのを見たときだ。今はやっていないとしても、免罪符にはならない。

 ぼくは自分の、作品を作り続けたいという欲望を実現するために、自分の作品に価格をつける。欲しいという人がいれば買っていただく。
 なにがいけないんだろう?
 ぼくが商売っ気だけでやっていないことは、サイトの更新頻度の少なさを見ればわかるはずなんだが(笑)、それにさえ文句めいたことを言う人がいる。矛盾したことを言っているのがわかっていない。

 結局のところ、ぼくは自分と、ぼくの作品を見てくださっている方のためにサイトを運営しているので、なにを言われようがそのことが原因でやめるつもりは毛頭ない。けれどもわけのわからない論旨で批判めいたことを言われるのはいやだなあ。ムカつくんでやめてほしい。

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