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遂に出た。
新井英樹の『真説ザ・ワールド・イズ・マイン』。
今月は1,2巻だけ。以後、毎月月末に2巻がつ刊行される。全5巻。
生まれて初めて、保存用と読書用に同じ本を2冊買った。ひとつは書店でつけられているビニールもはがさずに、このままにしておこうと思う。
読んだことのない人は、ぜひ買って読んでほしい。
作者は巻頭のインタビューでこう語っている。
「どう読んでもらってもいいと思うんですけど、こっちとしては道徳の教科書を描いたつもりです。」
残酷なものは子供に見せたくない、などと世迷いごとを言う親や教師が増えているように感じる今こそ、この作品の存在価値がある。
道徳とは、人間のすばらしさと醜さを合わせて表現することでしか教えられないはずなのだ。
それが、この作品にはある。
残酷さだけを殊更に強調してはならない。それと同居する、人間味溢れるキャラクターの生き死にから、きっとなにかを感じとれるはずだ。
とにかく。
読んでほしい、では、おれの気持ちを正確には表せない。
読め。