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浦沢直樹って。

 17, 2007 21:14
 伊集院光がラジオで『20世紀少年』(『21世紀少年』?)のラストが納得いかない、というようなことを言っていた。
 ぼくはこの作品は読んでないけど、まあ浦沢ってそういう作家でしょう? 『MONSTER』とかグダグダな展開がずーっと続いてるだけのしょーもないマンガだったし。
 ただ、グダグダ感は連載で読んでいると気にならないかもしれないし、細かな辻褄あわせなどどうでもいいと思う人が読むならいいかもしれない。最近はドラマでもマンガでも小説でも「雰囲気だけ」ってモノが多くて、それが人気出たりしてるからねぇ。乙一とか。
 そういう作品と出会うと、世界観をきちっと作るなんてことは、労力の無駄以外の何モノでもないような気さえする。このあいだも、あるブログの作者がとあるマンガの時代考証や世界観について不勉強と指摘したら、読む側には関係ないだの、そんなこと言い出したらキリがないだの、とコメントされていた。
 不勉強と、知っていて敢えてする、ということはまったく意味合いがちがうんだが、そういうことすらわからないで「雰囲気」さえよければ良しとする人が多いのだろうか?

 浦沢に話を戻すと、ぼくがこの人の作品を好きでない大きな理由は、あの絵だ。
 たしかに巧いんだけど、巧いだけで破綻がない。
 マンガってのはデッサンを崩すことでダイナミックさが出ると思うのだが、浦沢の絵にはそれがない。こじんまりとまとまっていて、文句のつけようのない絵であるだけ。コマ割りも平凡で、ページ全体からなにも伝わってこない。
 そして浦沢は、これからもなにも変わらないんだろうなぁ…。

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