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先月見た映画『重力ピエロ』と同じ伊坂幸太郎原作なんだが、この『アヒルと鴨のコインロッカー』が原作に忠実に作られているという前提で言うんだけど、この人は「無垢」な存在を傷つけた奴は司法の手に委ねず殺してもいい、と考えているんだろうか? 良い悪いでモノを判断するのは好きじゃないけど、あえて書くと、レイプをしたり動物を虐待するのは良くないと個人的には思うが、人を殺すのはもっと悪いことだろう。それがどれほど悪人であっても。
しかもこの「復讐計画」が杜撰なことこの上ない。『重力ピエロ』も『アヒ鴨』も、絶対こいつら警察にバレるYO!と思う。一応、ミステリとしても読まれたり見られたりしている作品なんだから、もうちょっと頭のいい計画がありそうなもんだけど……。
もう伊坂作品はいいかな、おれ。
同じような不快感は乙一の『GOTH』にも感じたけど、伊坂も乙一も若い人に人気があるようだから、みんなそんなふうには考えていないのかもしれないなぁ。ああ、やだやだ。