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NHKで放送された『ドキュメンタリー オブ AKB48~1ミリ先の未来~』(以下、テレビ版)は、先日見た『DOCUMENTARY of AKB48 to be continued』(以下、劇場版)と同じスタッフが制作している、もうひとつのAKB48ドキュメントだ。
テレビ版はメンバーのインタビューが劇場版に比べ圧倒的に少なく、実録映像を主体とした構成になっている。時間も45分と短めのため、劇場版のように退屈はしないで見ることができた。
でも、やっぱりこれもダメなのだ。
先日の記事でも書いたとおり、この映像には作り手の意思が感じられない。AKB48に密着して延々とカメラを回し、その中からインパクトのあるシーンを繋いだだけである。
たしかにスキャンダルが発覚した秋元・オッサンが泊まりに来た子・才加が『オールナイトニッポン』でキャプテンを辞任すると言い出したときの映像が見られたのは驚きだったし(すっぴんのメンバーたちもいい!!!)、劇場版にはなかったじゃんけん大会の舞台裏も見られたのは良かった。具合の悪いたかみながフラフラになりながらみんなに檄を送るシーンは心を揺さぶられた。
しかし、それを作り手たちがどう解釈しているのかがまったく伝わってこない。映像を提供しているだけ。そういうのは、前にも書いたがDVDの特典映像レベルのものでしかないのだ。
さらにおかしいのはテレビ版にも劇場版にも同じシーンがあること。劇場版でやらなかったエピソードをテレビ版で扱っているのに、ダブったらダメだろう。
しかも編集が微妙にちがっているので、ますます意味がわからない。優子が「たかみな具合悪いんだからふざけんなよ」とメンバーたち(?)を叱るシーンは、劇場版ではそのあとたかみなのツッコミ(?)が入るのだが、テレビ版ではそれがないから、二人の関係性とたかみなの様子がまったくちがって見える(「?」を二つもつけたのは、状況がわかるような編集をしていないから。こういうところも不親切)。こういうことになるなら、どちらかだけにするべきだ。
ナレーションもあまり意味があるとは思えない(たかみなはがんばっているけど)。この作品の視点が定まっていないから、たかみなは単なる状況説明をしているだけだし、ナレーターをしているのならたかみな自身のインタビューがあるのは不自然に感じた。
たぶん、監督はまともなドキュメンタリー作品を見たことがないのだろう。密着映像をつなげて、それ風のナレーションをつけて、ときどきインタビューを入れればドキュメンタリーになると思っている。きっと、ドキュメンタリーは真実を映し出していると考えているにちがいない。森達也やマイケル・ムーアが実践しているように、映像なんていくらでも主観的にウソをつけるのだ。
とはいえ。
前述したように、残っているとは思わなかった映像が見られたことと、劇場版に比べればインタビューがないところは、この作品のいいところだと思う。だから劇場版同様、AKB48ヲタならそれなりには楽しめるのでは?
ちなみに、ぼくが一番印象に残っているのは、小林香菜のすっぴん顔だった(笑)。
テレビ版はメンバーのインタビューが劇場版に比べ圧倒的に少なく、実録映像を主体とした構成になっている。時間も45分と短めのため、劇場版のように退屈はしないで見ることができた。
でも、やっぱりこれもダメなのだ。
先日の記事でも書いたとおり、この映像には作り手の意思が感じられない。AKB48に密着して延々とカメラを回し、その中からインパクトのあるシーンを繋いだだけである。
たしかにスキャンダルが発覚した秋元・オッサンが泊まりに来た子・才加が『オールナイトニッポン』でキャプテンを辞任すると言い出したときの映像が見られたのは驚きだったし(すっぴんのメンバーたちもいい!!!)、劇場版にはなかったじゃんけん大会の舞台裏も見られたのは良かった。具合の悪いたかみながフラフラになりながらみんなに檄を送るシーンは心を揺さぶられた。
しかし、それを作り手たちがどう解釈しているのかがまったく伝わってこない。映像を提供しているだけ。そういうのは、前にも書いたがDVDの特典映像レベルのものでしかないのだ。
さらにおかしいのはテレビ版にも劇場版にも同じシーンがあること。劇場版でやらなかったエピソードをテレビ版で扱っているのに、ダブったらダメだろう。
しかも編集が微妙にちがっているので、ますます意味がわからない。優子が「たかみな具合悪いんだからふざけんなよ」とメンバーたち(?)を叱るシーンは、劇場版ではそのあとたかみなのツッコミ(?)が入るのだが、テレビ版ではそれがないから、二人の関係性とたかみなの様子がまったくちがって見える(「?」を二つもつけたのは、状況がわかるような編集をしていないから。こういうところも不親切)。こういうことになるなら、どちらかだけにするべきだ。
ナレーションもあまり意味があるとは思えない(たかみなはがんばっているけど)。この作品の視点が定まっていないから、たかみなは単なる状況説明をしているだけだし、ナレーターをしているのならたかみな自身のインタビューがあるのは不自然に感じた。
たぶん、監督はまともなドキュメンタリー作品を見たことがないのだろう。密着映像をつなげて、それ風のナレーションをつけて、ときどきインタビューを入れればドキュメンタリーになると思っている。きっと、ドキュメンタリーは真実を映し出していると考えているにちがいない。森達也やマイケル・ムーアが実践しているように、映像なんていくらでも主観的にウソをつけるのだ。
とはいえ。
前述したように、残っているとは思わなかった映像が見られたことと、劇場版に比べればインタビューがないところは、この作品のいいところだと思う。だから劇場版同様、AKB48ヲタならそれなりには楽しめるのでは?
ちなみに、ぼくが一番印象に残っているのは、小林香菜のすっぴん顔だった(笑)。