「祝!放送100回記念! テーマ『アイドリングと私』で涙の作文…」
なんとすでに100回も放送しているんですね…。
この日記は今回でちょうど50回なので、半分の感想を書いたことになる。最初は短かったが、いまではかなり長い。書きたいことが日増しに増えていく。このまま続けたら、一回につき原稿用紙50枚分くらいになるかもしれない。って、そんなになるわけないですが。
ここまで書いたのだから、見逃していた初回から50回までの分も見てみたい…。どこかにいる『アイドリング!!!』を全話録画されている方、連絡くださいっ。もしくはフジテレビでDVDボックス出してください。オンデマンド放送分も入っているといいなぁ。とりあえず一期目ということで、5回分収録で1枚のDVDを20枚セットで。価格は3~4万円くらいに押さえてくれるとありがたいです。絶対買います!!!
放送100回を迎えた今回は、みんなでこれまでの放送を振り返って書いた作文を読むというもの。
クラッカーを鳴らす森本アナが、怖そうにしている姿を見て、「そういや、森本さんって、女子アナだったんだ」と再認識させられた。いや、森本アナが女っぽくないというのではない。「頼れる姉御」というイメージのある「森本兄さん」にも、クラッカーの音を怖がる女っぽい面もあったんだなぁ、と思っただけである。
スタジオには、お祝いの花がたくさん贈られていた。中でも、中川翔子という名を見ると、とても感慨深い。ぼくが『アイドリング!!!』を見始めるきっかけは、この「中川翔子」という名前が新聞のラテ欄にあったからなのだ。そう、ぼくはもともと中川翔子見たさで『アイドリング!!!』の存在を知ったのである。ま、このへんは前にも書いたから省略する。
それにしても、やはり100回はすごい。
作文のトップバッターは加藤。
ちょっとずつ笑いをとり、さすがは年長者という貫禄を見せた。それにしても「ダンナ様」が一番記憶に残っているのか…。
小泉の、「1分グ!!!」のVTRは何度見ても笑える。ぼくも初見のときに「なんだ、この子は…」と、そのインパクトに驚いたものだ。小泉自身、これのおかげでキャラクターを確立できたようだが、ぼくはそれ以前の小泉を知らないので、どう変わったのかには興味がある。ああ、やっぱり見たい…。
そして小泉が作文を読んでいる時点で、横山の目に涙が浮かんでいた。
あれ…と思った。加藤も小泉も笑いをとっていたので、ぼくはそんな展開になるとは予想していなかった。
だが、その方向性を決定したのは、続く遠藤である。
始まった当初は緊張していたという告白からはじまり、自分にとってこの100回は戸惑いと努力の日々だったと言う遠藤…。この番組が始まるまでは芸能活動をしたことがなかった「普通の人」である遠藤が、わずか半年でコーナーをひとつ経験し、それを振り返って反省したという。なんだか泣けてくるよ。あ、横山だけじゃなくてフォンチーも泣き出した…。
ぼくは実は遠藤のキャラクターはかなり好きで、彼女が3時間SPのときに見せた、升野に対する舌打ちにヤラれた口だ(笑)。こんなことが許されている番組って、面白そうじゃんとも思ったから、ぼくが『アイドリング!!!』を見るきっかけになったのは中川翔子だが、見続けようと思ったきっかけは遠藤の舌打ちなのである。
江渡ちゃんが一番心に残っていることは、もちろんドッキリ。楽屋突入はトラウマになっているだろうなぁ。でも、もっと江渡ちゃんを騙してほしい、というぼくの気持ちは親心から(笑)。江渡VS森本アナという図式ができあがった最初は自然の成り行きだったのだろうが、それからあとはスタッフが意図的に仕掛けている。女性としては背の高い森本アナと、アイドリング!!!の中で一番背の低い江渡ちゃんという対比が笑えるという判断からか…。これからも「良きライバル」として戦い続けてほしい。
そして球体の雰囲気がガラッと変わったのが、滝口の作文のあたりから。「都へ出てきた」や「天才少女」や「大口を叩いて合格しました」などと笑いをとる手腕はさすが滝口と思わせつつも、「私はひとつのことしかがんばれない人」というあたりから番組全体が涙モードに突入したように思える。滝口はそのあとも泣き笑いを織り交ぜつつ、芸能人の苦悩や楽しさを語っていく。いつしかメンバーのほとんどが泣いている。
ああ、ヤバかったな、これ…。もしぼくがこのとき、球体にいたら号泣していたと思う。だって、この放送を見ただけでかなりグッときているんだから…(笑)。球体で、このテンションに飲み込まれたら絶対に泣くね。
最終回は球体で見たい、と以前書いたけど、100回記念の回を見て号泣しそうになっているのに、最終回を現場で見たら立っていられないのでは…ちと不安だ…。
次は外岡。「あんな感じでいつも叩いています」ってのが、ちょっと面白かった。
谷澤は「出会いがあれば別れがあると思いつつ…」というあたりから、泣き出してしまった。ぼくもかなり、うるうるきていた。てゆーか、オンデマンド放送見ながらこれを書いているいまも、少し涙が出てきてディスプレイが潤んで見える。
フォンチーは作文を読み出す前から泣いている。今回の作文の中で、ぼくはフォンチーのものに一番心を動かされた。それは彼女が入った当初、他のメンバーたちをライバル視していたというくだりだ。最初のころはある種の猜疑心を拭えないままでいたのだろうか、と思うと、フォンチーの、まさに「黒」の部分さえ愛しくなってくる。それでも100回を通じて、みんなと打ち解けあい、助け合いあうことができるようにまでなったフォンチー…。なんかね、もうぼくもいま涙止まらんですよ。
最後の横山は、もう冒頭からしゃくりあげながらの朗読。それでもなんとかかんばって、きっちり時間通りに朗読終了。横山もプロだ。
本当に感動的な放送だった…CS放送終了までは(笑)。
放送終了後のオンデマンド放送分ではこの後の部分が見られるのだが、今回はこの感動的な作文のあとに、大騒ぎが起きるのである。
升野があらたまった口調で、次回からは新たな1回目が始まる、と言いだしたあたりで、ぼくは「ん?」と思った。升野が台本を見ながらこういう口調でモノを言い、メンバーたちに確認をとるときは、なにかあるのだ。そして、その予感は的中した。
みんなの作文をシュレッダーにかけ始めたのである(笑)。
それを阻止しようとするメンバーたちに抵抗する升野は、江渡ちゃん、フォンチー、加藤、小泉らを「過去投げ」する。
ちょっと残念なのは、紙がシュレッダーに詰まってしまったこと。あれ、もっときれいに切れていれば、もうひとつ笑いが乗っかったのに…。
森本アナは「リアクションがうまくなりましたね」とメンバーたちを誉め、泣き顔のままの横山は「冗談じゃないよ」と持ちネタを披露。
このように、感動だけで終わらせないのが『アイドリング!!!』という番組で、ぼくはこういう部分に惚れているのだ。
アイドリング!!!のメンバーたちは「ったく…」という感じで升野の話を聞いているのに対し、ひとり江渡ちゃんだけが素の怒り顔(笑)。「笑い事じゃないですよ」という一言に思いっきり笑わせられました。
すると江渡ちゃんの怒りが通じたのか、泣きっぱなしの横山も「升野さん、人間が小さい」と援護射撃。でも、谷澤は似てないモノマネで「キレてないですよ」と。この子も場の流れってものをよく理解しているなぁ。
で、滝口の作文は、このあいだの喧嘩ドッキリのときに書いていたものだと判明。よく、あの状況であれほどいい文章が書けるものだ。やれテレビがうるさくて原稿が進まないだの、気分が乗らないから今日は『クロムハウンズ』をやるだのと言って原稿を遅らせた、どこぞの競馬作家に教えてあげたいね。
最後に森本アナが「(ドッキリは)大好物です!!!」と、ドS発言。やっぱり大好きです、森本の姉御!!!
今回は本当に『アイドリング!!!』らしい回でした!!!