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【ネタバレ】『タイムレンジャー』、全話観賞。

 24, 2006 12:38
 まあ、六年も前のものを【ネタバレ】っていうのもなんですが(笑)。

 とにかく。終わりました。

 いやぁ、すばらしい!

 戦隊モノを(最初から最後まで)大人になってからきちんと見たのは初めてですが、食わず嫌いの自分にあきれましたよ。ちゃんと見ろよ、と。
 いろいろ語りたいことはあるんだけど、冬のコミケに出られたら本でも書こうと思っているので、とっておきます。このあいだ出した『龍騎』と『セラムン』の感想本と合わせて、一冊にしちゃおうかな。小林靖子本として。

 なによりキャラクターがいい。
 小林が描くキャラクターすべてに言えることだけど、彼らは正義のためには戦っていないんですよね。自らの性分によって行動している。性分とは、すなわち自分を自分たらしめているモノのことであって、これが崩れてしまうようでは生きる意味がなくなってしまう。現実には自分の性分を曲げてでも無理に生きている人はたくさんいるわけですが、ドラマのキャラクターに、それは許されない。小林はそれをよくわかっている。
 一番好きなキャラクターはユウリかな。最初、彼女はとても冷たそうに見えたけど、だんだんとかわいらしく思えてきた。ユウリ役の勝村美香(結婚&妊娠おめでとーっ)は、とまどいながら演じていたけど、やがて凛とした女性に代わっていった。これは一年ものあいだ続くドラマ独特のものでしょう。普通のドラマじゃ、短くて三ヶ月くらいだし。同じ役を一年も続けるってのは大河ドラマくらいでしょう。
 ユウリの根本にある「家族の死」が、最後の最後で解決されたかのように見えて、結局はわからないまま終わるのがいい(ユウリだけじゃないけど)。だけど、見終わったあとは、きっとユウリの家族は生きているし、アヤセの病気も治るだろうし、ドモンも格闘界に復帰できるはず、と思えてしまう。これは小林マジックかもしれない。

 ストーリーもよかったなぁ。
 燃える展開に、タイムファイヤーとは、面白かった(笑)。
 あのあたりの、怒涛の展開が一番好きだ。戦隊モノに警察とか国家機関が介入してくるとは……。ぼくはどんな物語にもリアリティとリアルさを求めてしまうので、あの展開には胸が高鳴った。シティガーディアンズが途中から弱体化してしまうように見えたのはちょっと残念。あの連中だけで戦う話とか見てみたかった。パロディ小説で書こうかな(笑)。

 ……って、こんなふうに書き連ねていったらキリがないのでやめます。
 ま、『タイムレンジャー』については、いずれなにかのかたちでまとめたいと思っています。

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