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 脚本への不安は、やっぱり的中だったよ!

 見終わっての第一印象は、とにかくスケールが小さいってこと。ワープばっかりして、すぐに帰ってくるから、冥王星のあたりで折り返してきたようにしか見えない。なのに、沖田があのセリフをつぶやいて死ぬから、すげえしらける。
 このスケールの小ささはなぜかと考えてみると、それはヤマトの艦橋が狭いからなのでは? セットにしか見えない。観客は艦橋から宇宙を見るんだから、ここが狭かったらどうしようもないんだよ!!! 

 アニメからの変更点も、改悪が多かった。最たるものはイスカンダルとガミラスの設定。双子星だとカネがかかるからああいうふうにしたのか? まあ、それはいいとしても結局、放射能除去装置はないってどうなんだろう……?
 これについては、そもそも最初から嫌な予感がしていた。スターシアからのメッセージを観客にちゃんと見せないのだ。なんかあいまいなまま話が進行して、それでヤマトに全人類の命運を託しちゃう。いいのか、それで。
 イスカンダルに着くと、なんかよくわかんない生命体みたいなのに黒木メイサが乗っ取られて、メイサ自身がコスモクリーナー化させられる。え、なになに、それどういうこと? と思ってると戦闘が始まってドガチャカになる。そんな面倒くさい設定にしないでコスモクリーナー出せばいいじゃん。これも、コスモクリーナー出すとカネがかかるからっていう理由なのか?
 地球に帰ってから、メイサはどうやって地表を浄化したんだろう? あちこちをまわったのか? たったひとりで?

 ツイッター見ていると、CGがすごい、日本もやっとハリウッドに追いついた、みたいな意見が多いけど、そういうこと意識してるのは日本だけじゃないだろうか? 『タマフル』で高橋ヨシキが言ってたけど、そんなハリウッドの亜流みたいなのアメリカ人は見ないでしょ。勝手に肩を並べた気になってるのはこっちの国の人たちだけ。
 たしかにCGはよくできてたけど、あんなのいまのゲームなら普通に見られるし、体感できる点ではXBOX360のほうがよっぽど臨場感ある。だからCGがすごいかどうかなんて、映画の評価とイコールじゃないでしょ。CGはあくまでも視覚効果を支えるものであって、まずは映画がなにを描いているかが大切なのでは?

 あと、兵器大好き人間から言わせてもらうと、兵器の描写が雑。最初の波動砲を撃つところだけはわりと丁寧だけど、初めてワープするときもあっけないし、艦隊戦がひとつしかないし、主砲の動きが速すぎ。劇場版『エヴァ:序』のエヴァが発進するシーンを見てないのか?

 あ。なんかとりとめないし、他にやることあるから、いまはここまで。

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