大晦日の冬コミで出す予定の『小説・マジすか学園』(仮)ですが、昨日本文の執筆がすべて終わり、校正作業に入っています。これを今日明日中に、金曜日までに表紙や後書きやらの製作作業を終わらせる予定です。で、印刷所には土曜日に持っていく。こんな感じのスケジュールを考えています。
今回の本は「第一部」として、ヲタ×プリクラ決戦までを描いています。このペースで行くと、たぶん、「第三部」まではかかりそう……。それを夏コミで出せればいいですが、参加できるかどうかもわからないので、どうするか考え中です。今回のコミケと通販でたくさん売れるようなら、「第二部」ができあがった時点で、とりあえず通販をするというのもいいかもしれません。ま、これはコミケが終わってからじっくり考えます。
それが終わったら、本業(笑)のフェチCD写真集作りにとりかかります。今回は、web上ではすでに販売しているものをROM化するので、それほど時間はかからなそう。もし、余裕があれば、まだ未発売のAKB衣装を使ったパンチラ写真集も一つくらいは出したいです。
あと、水曜日には『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を見に行きます(それはコミケと関係ない)。でも不安だらけなんだよなあ、これ。ツイッターでもつぶやいたけど、脚本家が、あの超つまんない『K20 怪人二十面相・伝』と『BALLAD 名もなき恋のうた』の佐藤嗣麻子なんだもん。
しかも聞こえてくる「いい評判」は、CGがすごい、感動した、というものばかり。そのどっちも、映画の本質とは関係ないから!!! 映画に限らず、作品というのは作り手の魂の発動なんだよ。そこがガッチリしてれば、CGがしょぼくても感動できなくてもいいんじゃなイカ(イカって、それはひょっとして……)。
今回の『ヤマト』に、魂はどれだけこもっているのか。水曜日は、ぜひそれを確認したいと思います。
と書くと、おれがまるで山崎貴監督を嫌いみたいに思うかもしれないけど、そんなことないよ。『ジュブナイル』も『リターナー』もDVD持ってるし、みんなが言うほど『三丁目の夕日』はダメと思わない。山崎監督には『ゴジラ』を撮ってほしいとも思ってる(いわゆる三丁目ゴジラには、それこそ魂があった!!!)。だけど、『BALLAD 名もなき恋のうた』は駄作だとも思ってる。それはそれ、これはこれ、なだけなんです。
いまこうしていろいろ書いているのも、期待して裏切られたら怖いという思いからの、ポジティブなdisなのかもしれない。『ヤマト』ではそれをぜひ裏切ってほしい。なんだ、佐藤嗣麻子、今回はちゃんとできたじゃん、と思いたい。皮肉でもなんでもなく、本当にそう思ってます。
では、そろそろ朝飯にしよう。
みなさん、良い一日を。
今回の本は「第一部」として、ヲタ×プリクラ決戦までを描いています。このペースで行くと、たぶん、「第三部」まではかかりそう……。それを夏コミで出せればいいですが、参加できるかどうかもわからないので、どうするか考え中です。今回のコミケと通販でたくさん売れるようなら、「第二部」ができあがった時点で、とりあえず通販をするというのもいいかもしれません。ま、これはコミケが終わってからじっくり考えます。
それが終わったら、本業(笑)のフェチCD写真集作りにとりかかります。今回は、web上ではすでに販売しているものをROM化するので、それほど時間はかからなそう。もし、余裕があれば、まだ未発売のAKB衣装を使ったパンチラ写真集も一つくらいは出したいです。
あと、水曜日には『SPACE BATTLESHIP ヤマト』を見に行きます(それはコミケと関係ない)。でも不安だらけなんだよなあ、これ。ツイッターでもつぶやいたけど、脚本家が、あの超つまんない『K20 怪人二十面相・伝』と『BALLAD 名もなき恋のうた』の佐藤嗣麻子なんだもん。
しかも聞こえてくる「いい評判」は、CGがすごい、感動した、というものばかり。そのどっちも、映画の本質とは関係ないから!!! 映画に限らず、作品というのは作り手の魂の発動なんだよ。そこがガッチリしてれば、CGがしょぼくても感動できなくてもいいんじゃなイカ(イカって、それはひょっとして……)。
今回の『ヤマト』に、魂はどれだけこもっているのか。水曜日は、ぜひそれを確認したいと思います。
と書くと、おれがまるで山崎貴監督を嫌いみたいに思うかもしれないけど、そんなことないよ。『ジュブナイル』も『リターナー』もDVD持ってるし、みんなが言うほど『三丁目の夕日』はダメと思わない。山崎監督には『ゴジラ』を撮ってほしいとも思ってる(いわゆる三丁目ゴジラには、それこそ魂があった!!!)。だけど、『BALLAD 名もなき恋のうた』は駄作だとも思ってる。それはそれ、これはこれ、なだけなんです。
いまこうしていろいろ書いているのも、期待して裏切られたら怖いという思いからの、ポジティブなdisなのかもしれない。『ヤマト』ではそれをぜひ裏切ってほしい。なんだ、佐藤嗣麻子、今回はちゃんとできたじゃん、と思いたい。皮肉でもなんでもなく、本当にそう思ってます。
では、そろそろ朝飯にしよう。
みなさん、良い一日を。
大晦日の冬コミで出す予定の『小説・マジすか学園』(仮)ですが、いまのところ本文は55ページまで書きました。
最初はブログで発表したものを校正して並べればいいと思っていたんですが、少し手を加え始めたらどうにも気に入らない箇所があれこれ出てきて、結局ほとんどすべてのページに手を入れることに……。しかも、けっこうな分量が、書き直しじゃなくて書き下ろしになってしまったという……(笑)。
そんなわけで、まだ55ページしかできていないわけです。ただし、その甲斐あって、ブログ版を読んでくださっている方も楽しめる構成になりました。話の順番がけっこう入れ替わっているし、結末がちがう対戦もあります。
とはいっても、骨格はほとんど変わっていませんので、大まかな物語はブログ版と同じです。
で、冬コミで出すのは、おそらくヲタとプリクラの対決シーンくらいまでだと思います。というか、いつも使っている印刷所では、あまり厚い同人誌は作れないんです。厚くすると印刷費も販売価格も高くなってしまいます。慈善事業でやっているわけではないし、たぶんほとんど売れないでしょうから(笑)、制作費は安く抑えたい。そうなると表紙もすべて含めて100ページが限界なんです。
ですから今回は『小説・マジすか学園 第1巻』(仮)とします。それ以降どうするかはまだ考えていませんが、あまりにも売れなければ出しませんので、みなさん、ぜひ買ってください(笑)。
では、また進行状況を告知させていただきます。
最初はブログで発表したものを校正して並べればいいと思っていたんですが、少し手を加え始めたらどうにも気に入らない箇所があれこれ出てきて、結局ほとんどすべてのページに手を入れることに……。しかも、けっこうな分量が、書き直しじゃなくて書き下ろしになってしまったという……(笑)。
そんなわけで、まだ55ページしかできていないわけです。ただし、その甲斐あって、ブログ版を読んでくださっている方も楽しめる構成になりました。話の順番がけっこう入れ替わっているし、結末がちがう対戦もあります。
とはいっても、骨格はほとんど変わっていませんので、大まかな物語はブログ版と同じです。
で、冬コミで出すのは、おそらくヲタとプリクラの対決シーンくらいまでだと思います。というか、いつも使っている印刷所では、あまり厚い同人誌は作れないんです。厚くすると印刷費も販売価格も高くなってしまいます。慈善事業でやっているわけではないし、たぶんほとんど売れないでしょうから(笑)、制作費は安く抑えたい。そうなると表紙もすべて含めて100ページが限界なんです。
ですから今回は『小説・マジすか学園 第1巻』(仮)とします。それ以降どうするかはまだ考えていませんが、あまりにも売れなければ出しませんので、みなさん、ぜひ買ってください(笑)。
では、また進行状況を告知させていただきます。
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この衣装の写真も今回でおしまい。最後は大好きな人も多い、透けブラで締めます。
正直、ぼく自身は(何度も書いてますが)、下着が透けるのはあまり好きではありません。だって下着が見えるのが好きって、ただのエロじゃないですか。自分が表現したいフェチはエロとはちょっとちがうわけで……。
いや、透けブラが好きという人の嗜好に対してあれこれ言うわけじゃなくて、あくまでも自分の表現として、という話です。
とはいえ、透けがwetフェチにおいて大事な要素であることも事実です。透けのすべてを否定しているわけではありません。てゆーか、そもそもなにも否定してないし。
まあ、びしょ濡れになって肌にぴったりと貼り付いたブラウスというのは、下着が透けていようがいまいがフェチ心をそそられるものであることはまちがいありませんが。
というわけで、このシリーズはこれでおしまいです。次回はセーラー服+スクール水着という衣装ですが、公開はもう少しあとになります。
来月あたりからダウンロードサイトで販売しますので、よろしかったら買ってください。
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今回は脚に焦点を当てた写真です。
ただでさえマイナーなジャンルのwetフェチは、さらに細分化されて靴が濡れているのが好きという人もいらっしゃいます。そういう方からすると、「なんで靴を履かせないんだ」という声が聞こえてきそうです。でも、やっぱり自分がピンとこないフェチを扱うのは失礼なんじゃないかなと思ったりもします。それにぼくは靴よりもパンストつま先のほうが好きですし(笑)。
濡れてテカるパンストには、やはりエロティシズムがあります。有機的なものが無機的なものに包まれている、そのある種の不自然さはエロとつながってるんでしょうね。
それと、スカートからの雫もフェチ的視線からは重要です。濡れたとき独特の衣服の皺と、そこから伝う雫はそれ自体になんのエロさもありませんが、女性の体を包んでいるとなぜだか魅惑されます。
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パンストは水を吸収しやすいようで、濡れると一瞬で色が変わります。雨の日に外を歩いているOLさんなど、水しぶきがそのままのかたちで残っていたりしますね。
濡れた部分は色変わりするのですぐわかります。これは生脚にはない特徴で、それがフェチ心をよりくすぐります。
ただし、パンストで濡れるのは皮膚感覚を鈍らせるのであまり好きではない、という女性もいました。スカートの裏地が脚に直接張り付くのがいいそうです。さすがにそれは経験しないとわからないです(笑)。
マリアさんはしきりに「ヘンな感じ」と言っていました。人生で初めてパンストを着用したまま入浴しているのですから、それはそうでしょう(笑)。視覚的な刺激もいいですが、撮影中に交わすこんな会話もなかなかいいものです。
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久しぶりの新モデル、貴島マリアさんです。
実は撮影したのは今年の四月。いったい何ヶ月かかってんだと自分でも思いますが、ごめんなさいとしか言いようがありません。
コミケへのサークル参加とフェチ写真の更新がともに久しぶりということで、祝いとお詫びを兼ねて、今回はいつもより多めにサンプル写真を公開します。
撮影は三種類の衣装でおこなったのですが、まずはOL制服から。リサイクルショップで買った新品のスーツです。もちろんパンスト着用!!! スーツなのに生脚なんて品のないシチュエーションをよく見ますが(笑)、『濡れ娘。』では学生系制服でない限り制服にはパンストが基本です。
小学生のときに学校の授業で着衣水泳をした経験があるというマリアさんですが、着衣での入浴は初めてとのことでした。あちこちの写真系サイトを見ているうちに『濡れ娘。』にたどりつき、服のままの入浴って面白そうと思ったそうです。
着衣入浴初体験なら、ぜひとも重厚感のある衣装を着せたいということで、ぼくが選んだのがこの制服。ジャケットの下にはベストも着けています。
新モデルの貴島マリアさんについては、また徐々に語っていきたいと思います。今回はまずはご紹介まで……。
昨日は一日中、12月31日のコミケで発行予定の『マジすか学園外伝』(仮)の原稿書き。まったく運動せずにいたから、体重が500グラムほど増えてしまったよ。ま、これはこういう仕様のとき、いつも起きることだけど(なので今日は、馬券購入がてら、ちょっと自転車乗りたい)。
で、『マジすか学園外伝』だけど、最初はブログで発表したものを並べればいいと考えていた。ところが校正していくうちに、「ここをこうすればあとの展開がもっと生きる」とか「ここで伏線入れておこう」などと、いつもの悪いくせが出てきた。
ぼくは作品を作るとき、「これで完璧」という状態にならない。締め切りが来るから、仕方なく「これでいいや」で終わらせてしまう。それだけ聞くと中途半端なものを作っているのかと思われるかもしれないけど、そうじゃない。時間内にできる限りのことをしているのだ。そうしないとどこまでも延々と続いてしまう。そういう感じで、結局仕上がらず、という人は多いと思う。
要するに、締め切りがないとなにもできない、ダメ人間なんですよ(笑)。
でも、それまでは自分なりにできる範囲で完成度を高くしたい。それで、いま書いているものも、あれこれいじりだしているのです。
もっと言うと、同じことを何度もやるのってつまらないでしょ。
ブログで書いているものは、あれはあれでひとつの形。でも、それを本としてまとめるとなると、やっぱり形式がちがうということは内容にも関わってくけです。
いまブログの原稿を読み返してみると、「なんも考えないで勢いだけで書いてるな、こいつ」と思います(笑)。書きあがったら更新するという形式だから、これはこれでいいけどね。
なので、今は物語を再構成しつつ、書き直しています。
ブログでの小説の更新は来月くらいになってしまうと思いますが、よかったらまた読んでください。
で、『マジすか学園外伝』だけど、最初はブログで発表したものを並べればいいと考えていた。ところが校正していくうちに、「ここをこうすればあとの展開がもっと生きる」とか「ここで伏線入れておこう」などと、いつもの悪いくせが出てきた。
ぼくは作品を作るとき、「これで完璧」という状態にならない。締め切りが来るから、仕方なく「これでいいや」で終わらせてしまう。それだけ聞くと中途半端なものを作っているのかと思われるかもしれないけど、そうじゃない。時間内にできる限りのことをしているのだ。そうしないとどこまでも延々と続いてしまう。そういう感じで、結局仕上がらず、という人は多いと思う。
要するに、締め切りがないとなにもできない、ダメ人間なんですよ(笑)。
でも、それまでは自分なりにできる範囲で完成度を高くしたい。それで、いま書いているものも、あれこれいじりだしているのです。
もっと言うと、同じことを何度もやるのってつまらないでしょ。
ブログで書いているものは、あれはあれでひとつの形。でも、それを本としてまとめるとなると、やっぱり形式がちがうということは内容にも関わってくけです。
いまブログの原稿を読み返してみると、「なんも考えないで勢いだけで書いてるな、こいつ」と思います(笑)。書きあがったら更新するという形式だから、これはこれでいいけどね。
なので、今は物語を再構成しつつ、書き直しています。
ブログでの小説の更新は来月くらいになってしまうと思いますが、よかったらまた読んでください。
ツイッターでも書いたが、おれの怒りを表現するには字数が足らないのでここにも書く。
ここ数日、何人もがリツイートしているのが、これ。↓
【AKB48とAK47の類似点まとめ】・発明者が当初想像もしなかった大規模な流行 ・地下活動等の劣悪な条件下で最も効果を発揮 ・スペアパーツの入手が容易 ・分解も簡単 ・下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる
これに「最高」と一言だけ書き加えられているパターンが多い。
本人はうまいこと言ったつもりなんだろうが、全然うまくないんですけど。
それどころか、自分がAKB48についてなにも知らないってことを公言しちゃっているわけだから、むしろ恥ずかしいことなんだよ。
「発明者が当初想像もしなかった大規模な流行」? ほとんどのアイドルや商品って、そういうものだろう。大ヒットまちがいなしと思って作ったものがコケるなんて、どの世界にもある話で、AKB48に限らない。
「地下活動等の劣悪な条件下で最も効果を発揮」? たしかにAKB48は地下アイドル的存在だっただろう。おれはその時代のことはよく知らないけど、それが「最も効果を発揮」していたのかどうか、なんで断言できるんだ? アイドルにおける「効果」ってなに?
もっともイラッとくるのが、「スペアパーツの入手が容易」ってところ。
スペアパーツってなんだ? 人をモノ扱いしてるのか。
だれかがいなくなっても、そこにだれかがさっと入るって意味なんだろうか。
その「スペアパーツ」を育てるのに、スタッフがどれだけの苦労をしているのか。
そして「スペアパーツ」本人がどれだけの苦労をしているのか。
容易でもなんでもない。
分解も簡単? 分解ってなにをさして言ってるんだ?
解散のことだろうか。だとしても、簡単にできるってどういう意味なのかまったくわからない。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」も疑問だ。下手? ああ、あれかな、アイドルは歌が下手とか、曲のクオリティが低いとかいう、何十年も前から言われているレベルの低いアイドル批判のことかな。だとしたら、バカじゃねぇの?
AKB48の曲、どれだけ聞いた? 劇場でしか歌わない200以上ある楽曲も聞いた上で言ってるんだったらいいけど、シングル曲だけ聞いて言ってるんだとしたら、不勉強としか言いようがない。
もう一度聞きたいが、「下手な鉄砲」ってなに?
ちゃんとしたAKB48批判なら、おれはむしろ歓迎。おれだって運営に対しては言いたいこともあるし、他のヲタたちだってたくさんあるだろう。運営側はそういうことに聞く耳を持っている。
けど、こんな浅い、中傷でしかない言葉の羅列は不愉快きわまる。
ここ数日、何人もがリツイートしているのが、これ。↓
【AKB48とAK47の類似点まとめ】・発明者が当初想像もしなかった大規模な流行 ・地下活動等の劣悪な条件下で最も効果を発揮 ・スペアパーツの入手が容易 ・分解も簡単 ・下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる
これに「最高」と一言だけ書き加えられているパターンが多い。
本人はうまいこと言ったつもりなんだろうが、全然うまくないんですけど。
それどころか、自分がAKB48についてなにも知らないってことを公言しちゃっているわけだから、むしろ恥ずかしいことなんだよ。
「発明者が当初想像もしなかった大規模な流行」? ほとんどのアイドルや商品って、そういうものだろう。大ヒットまちがいなしと思って作ったものがコケるなんて、どの世界にもある話で、AKB48に限らない。
「地下活動等の劣悪な条件下で最も効果を発揮」? たしかにAKB48は地下アイドル的存在だっただろう。おれはその時代のことはよく知らないけど、それが「最も効果を発揮」していたのかどうか、なんで断言できるんだ? アイドルにおける「効果」ってなに?
もっともイラッとくるのが、「スペアパーツの入手が容易」ってところ。
スペアパーツってなんだ? 人をモノ扱いしてるのか。
だれかがいなくなっても、そこにだれかがさっと入るって意味なんだろうか。
その「スペアパーツ」を育てるのに、スタッフがどれだけの苦労をしているのか。
そして「スペアパーツ」本人がどれだけの苦労をしているのか。
容易でもなんでもない。
分解も簡単? 分解ってなにをさして言ってるんだ?
解散のことだろうか。だとしても、簡単にできるってどういう意味なのかまったくわからない。
「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」も疑問だ。下手? ああ、あれかな、アイドルは歌が下手とか、曲のクオリティが低いとかいう、何十年も前から言われているレベルの低いアイドル批判のことかな。だとしたら、バカじゃねぇの?
AKB48の曲、どれだけ聞いた? 劇場でしか歌わない200以上ある楽曲も聞いた上で言ってるんだったらいいけど、シングル曲だけ聞いて言ってるんだとしたら、不勉強としか言いようがない。
もう一度聞きたいが、「下手な鉄砲」ってなに?
ちゃんとしたAKB48批判なら、おれはむしろ歓迎。おれだって運営に対しては言いたいこともあるし、他のヲタたちだってたくさんあるだろう。運営側はそういうことに聞く耳を持っている。
けど、こんな浅い、中傷でしかない言葉の羅列は不愉快きわまる。
「男の魂に火をつけろ!」の続編映画ベストテン企画に、おれも参加します。
以下がおれ的続編映画ベストテンです。
1・ガメラ2レギオン襲来
2・伝説巨神イデオン・発動編
3・フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
4・ターミネーター2
5・エイリアン2
6・ダークナイト
7・ダイハード2
8・ヘルボーイ ゴールデンアーミー
9・椿三十郎
10・ジュラシックパーク2
『ガメラ2レギオン襲来』は続編映画というくくりとは関係なく、おれのオールタイムベストワン作品。もう三十回くらいは見てると思う。まだ少ないか。
『伝説巨神イデオン・発動編』は続編かどうか微妙だけど一応。こちらも三十回くらいは見てるな。
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』は『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編のはず。
『ターミネーター2』における逆転の発想はすばらしかった。
『エイリアン2』は一つでも怖いものをたくさん出すと普通はダメになるのにならなかった。
『ダークナイト』は、ほぼ理想のヒーロー映画。
『ダイハード2』はどんでん返しみたいなのもあってかなり好き。『3』も実はけっこう好き。
『ヘルボーイ ゴールデンアーミー』はセルマ・ブレア色が、前作より強くいので。なんだ、その理由。
『椿三十郎』は『用心棒』より先に見たんだけど、ミステリとしてもよくできていると思う。三十郎は人殺しすぎだが。
『ジュラシックパーク2』は作品としての質はともかく、ティラノサウルスが街中で暴れるシーンがあるから仕方ない。
以上です。
以下がおれ的続編映画ベストテンです。
1・ガメラ2レギオン襲来
2・伝説巨神イデオン・発動編
3・フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
4・ターミネーター2
5・エイリアン2
6・ダークナイト
7・ダイハード2
8・ヘルボーイ ゴールデンアーミー
9・椿三十郎
10・ジュラシックパーク2
『ガメラ2レギオン襲来』は続編映画というくくりとは関係なく、おれのオールタイムベストワン作品。もう三十回くらいは見てると思う。まだ少ないか。
『伝説巨神イデオン・発動編』は続編かどうか微妙だけど一応。こちらも三十回くらいは見てるな。
『フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ』は『フランケンシュタイン対地底怪獣』の続編のはず。
『ターミネーター2』における逆転の発想はすばらしかった。
『エイリアン2』は一つでも怖いものをたくさん出すと普通はダメになるのにならなかった。
『ダークナイト』は、ほぼ理想のヒーロー映画。
『ダイハード2』はどんでん返しみたいなのもあってかなり好き。『3』も実はけっこう好き。
『ヘルボーイ ゴールデンアーミー』はセルマ・ブレア色が、前作より強くいので。なんだ、その理由。
『椿三十郎』は『用心棒』より先に見たんだけど、ミステリとしてもよくできていると思う。三十郎は人殺しすぎだが。
『ジュラシックパーク2』は作品としての質はともかく、ティラノサウルスが街中で暴れるシーンがあるから仕方ない。
以上です。
昨日は幕張メッセでAKB48の握手会があった。
0950くらいから1500くらいまで、約六時間ほどほとんど立ちっぱなし、そして終わった後は神社巡りで歩きっぱなし、とすごく疲れた。
以下、握手会で思ったことを、いくつか箇条書きにしてみる。
■列の動きはスムーズで良い。自分は人気メン一人もいなかったからだろうけど(笑)。
■上記に反してしまうが、握手の時間が短い。十秒で係員に剥がされる。十秒では一言かわすくらいしかできない。握手券一枚を手に入れるのには、CDを一枚買わないといけないので、これで千円というわけだ。一秒百円。せめて二十秒はほしい。そのため、待ち時間が長くなってもいい。
■休憩スペースでは身分証貸し出しと一緒に握手券の売買がおこなわれていた。やはり身分証は写真のあるものに限定するべきだ。とはいえ、チェックの段階できちんと顔の判別をしているかどうかはよくわからなかったけど。
だから、人気メンは無理だろうけど、干されメンは当日販売もすればいいのに。いますぐ握手できるなら買おう、という人はたくさんいると思う。
■グッズ売り場の行列スペースが長すぎ。面倒くさい。
■午前中の時点で、メンバー別のグッズが売り切れていた。田名部とか大家とか、少なく見積もりすぎでは? 1500の時点では内田眞由美も。
ま、そんな感じかな。特に不満点というのはないけど、時間延長はマジで考えてほしい。
支配人の部屋で意見具申したかったんだけど、行列を作る時間が限定されていて、おれが何度か行ったときは、すべて「あとで来てください」と言われた。残念。
今回は三人と握手。てゆーか、三人まで、と自分の中で決めているので。
仁藤萌乃には、男気溢れるところに惚れてます、と伝えた。
米沢瑠美には、いつも笑顔がすばらしくて幸せな気分になります、と伝えた。
そして内田眞由美には、じゃんけんで勝ったことのお祝いと、でも勝負はこれから始まるので気合を入れて仕事に取り組んでほしい、と伝えた。
あと、ツイッターでも書いたんだが、今回は米沢と内田のレーンが隣同士で、なんだか複雑な気分だった。だって、さっき隣に行ってた奴が、次にはこっちにも来てるんだぜ(笑)。
内田眞由美にすれば「あたしを推すのか米ちゃんを推すのかはっきりしてよ」という気持ちだろう。いやもちろん妄想だし自意識過剰だが。
なんか米沢の列に並んでいるときは、ちょっとした浮気をしているみたいな気持ちになってたよ(笑)。いや、浮気といえば浮気かもしれないな。ごめん、うっちー……。
次回は年明けの有明(お。ラップ?)内田眞由美、佐藤すみれ、前田亜美だ。佐藤すみれと前田亜美のレーンが隣に配置されませんように……。
0950くらいから1500くらいまで、約六時間ほどほとんど立ちっぱなし、そして終わった後は神社巡りで歩きっぱなし、とすごく疲れた。
以下、握手会で思ったことを、いくつか箇条書きにしてみる。
■列の動きはスムーズで良い。自分は人気メン一人もいなかったからだろうけど(笑)。
■上記に反してしまうが、握手の時間が短い。十秒で係員に剥がされる。十秒では一言かわすくらいしかできない。握手券一枚を手に入れるのには、CDを一枚買わないといけないので、これで千円というわけだ。一秒百円。せめて二十秒はほしい。そのため、待ち時間が長くなってもいい。
■休憩スペースでは身分証貸し出しと一緒に握手券の売買がおこなわれていた。やはり身分証は写真のあるものに限定するべきだ。とはいえ、チェックの段階できちんと顔の判別をしているかどうかはよくわからなかったけど。
だから、人気メンは無理だろうけど、干されメンは当日販売もすればいいのに。いますぐ握手できるなら買おう、という人はたくさんいると思う。
■グッズ売り場の行列スペースが長すぎ。面倒くさい。
■午前中の時点で、メンバー別のグッズが売り切れていた。田名部とか大家とか、少なく見積もりすぎでは? 1500の時点では内田眞由美も。
ま、そんな感じかな。特に不満点というのはないけど、時間延長はマジで考えてほしい。
支配人の部屋で意見具申したかったんだけど、行列を作る時間が限定されていて、おれが何度か行ったときは、すべて「あとで来てください」と言われた。残念。
今回は三人と握手。てゆーか、三人まで、と自分の中で決めているので。
仁藤萌乃には、男気溢れるところに惚れてます、と伝えた。
米沢瑠美には、いつも笑顔がすばらしくて幸せな気分になります、と伝えた。
そして内田眞由美には、じゃんけんで勝ったことのお祝いと、でも勝負はこれから始まるので気合を入れて仕事に取り組んでほしい、と伝えた。
あと、ツイッターでも書いたんだが、今回は米沢と内田のレーンが隣同士で、なんだか複雑な気分だった。だって、さっき隣に行ってた奴が、次にはこっちにも来てるんだぜ(笑)。
内田眞由美にすれば「あたしを推すのか米ちゃんを推すのかはっきりしてよ」という気持ちだろう。いやもちろん妄想だし自意識過剰だが。
なんか米沢の列に並んでいるときは、ちょっとした浮気をしているみたいな気持ちになってたよ(笑)。いや、浮気といえば浮気かもしれないな。ごめん、うっちー……。
次回は年明けの有明(お。ラップ?)内田眞由美、佐藤すみれ、前田亜美だ。佐藤すみれと前田亜美のレーンが隣に配置されませんように……。
■純情堕天使-2■
うめ子はふらふらと、本当にゾンビのような歩調で歩き出した。その動きがあまりにもゆっくりだったためか、先鋒のバンジーたちは呆気にとられたように見つめていた。
マユミは気を引き締めた。こういう相手と闘った経験はないが、一番大切なのは呑まれないことだ。あくまでもこちらのペースを維持しなくてはいけない。
今にも倒れそうな歩みのうめ子は、部屋の隅へと移動した。そして、その暗がりから長物を取り出した。うめ子はそれを持ち上げず、ごろごろと音を立てて引きずった。
古びた木製のバットだった。
闘いの始まりだ。
まずはバンジーがうめ子に襲いかかった。
バットのリーチを警戒しつつ、長い脚を伸ばし、うめ子の真正面から顔面を狙った。それは鈍い音を立てて、狙い通りの場所に命中した。
「――やったっ」
マユミは思わず小さく叫んだが、うめ子は顔に止まったハエをはらうようなリアクションを見せただけだった。
だが、うめ子の鼻の穴から、つーっと血が流れ出した。うめ子はそれを舌ですくうように舐めとって、満面に笑みを浮かべた。
「こいつ……」バンジーが呆気にとられたようにつぶやいた。
続いて、アキチャがアメリカンフットボールのタックルのような姿勢で突撃した。うめ子がバットを振り回しても、その下をかいくぐれるような低い姿勢だ。
アキチャの目論見は成功した。バットを握って間もないうめ子は、アキチャを止めることができず、右斜め前からもろにタックルを食らい、ゾンビみたいに脚をふらつかせた。
アキチャがうめ子から離れると、チームホルモンの次の一手が迫った。
ウナギがうめ子へ向かっている。間髪入れない連続攻撃はチームホルモンの得意とする戦法のようだ。
プールに飛び込むような姿勢のウナギは、うめ子のやや太目の脚を捕まえにいった。相手を転ばせ、凶器を無力化するつもりだろう。
ウナギは一瞬でうめ子の脚を捕らえた。
――が、突然ウナギは悲鳴を上げて、もんどりうった。
うめ子がバットを、ウナギの頭の上から叩きつけたのだ。
それはまるでボーリングの杭を打ち込むように力強かった。顎から床に落ちたウナギは頭全体を、両手で覆うように押さえた。頭皮のどこかから出血しているらしく、ウナギの両手がみるみる血に染まった。
ムクチはそのウナギの姿をちらりと見やって、うめ子の間近に迫った。友を助けるのも友情にはちがいないが、今は冷静な判断を下すときだ。ムクチという女、今まで一言も声を聞いたことがないが、なかなかのいくさ人かもしれない。マユミは感心した。
ムクチはうめ子の胸元めがけ、肘を突き出した。それはうめ子の胸のふくらみの下を直撃した。
――が、うめ子は一瞬苦痛に顔を歪めたものの、すぐに不気味な笑みを浮かべた。
バットがムクチの顎を、下から突き上げるように垂直に強打した。
ムクチはそのときに及んでも、声を上げなかった。聞こえたのはバットが顎の骨に当たる、ゴンッという鈍い音だけだった。
ムクチはウナギの体の上に、覆いかぶさるように倒れた。白目を剥いている。気を失ったようだ。
「てめぇ、よくも……ッ」
アキチャが突撃した。今度はタックルではなく、相手の懐に入ってのパンチだった。
バットのような長物の武器は射程距離が長い分、接近戦では不利になる。相手と一定の距離を保っていないと意味がない。アキチャの攻撃は、理にかなっている。
が、ウナギとムクチを倒された怒りを乗せたアキチャのパンチは大振りで、相手に回避の時間を与えてしまった。このあたりが、冷静なバンジーとのちがいなのだろう。
酔拳のようにふらふらと動くうめ子だが、避ける動作だけはすばやい。アキチャの攻撃をかわしたうめ子は、バッドを槍のように持ち替え、グリップの先端をアキチャの顔面に、刺すように突いた。
それはアキチャの鼻柱に命中した。アキチャはそれでもふんばり、倒れなかった。
しかし、顔面への攻撃に耐えるのが精一杯だったアキチャに、もはや攻撃する余裕はなかった。
「ヒットエンドラーンッ」
うめ子が楽しそうに叫ぶと、典型的なダウンスイングで振り下ろされたバットが、アキチャの右脚の脛に命中した。元々の硬さに遠心力が加わったバットには、大腿骨に次ぎ二番目に長い脛骨を叩き割るかのような勢いがあった。
弁慶の泣き所を直撃されたアキチャは絶叫し、今度こそ倒れた。
バンジーが最初に蹴りを放ってから、三人が床に倒れるまでは三十秒とかかっていなかった。
バンジーは攻撃の手を休め、うめ子から距離をとった。これも冷静な判断だ、とマユミは思う。闇雲に攻撃するだけでは、この女は倒せない。
そのとき、室内にぱちぱちと、気のない拍手が響いた。
まいぷるだった。
いつの間にか焼き鳥の串をくわえている。レバーのようだ。まいぷるはそれを口にしたまま拍手を続けた。「ふごーい、ふめ子ぉ……」
マユミはこの女に苛立った。てめえはなにもせず、ただ黙ってみているだけ。しかもふざけた態度で。
――あとでぶっ潰す。
「バンジーさん、残念です」それまで静観していたプリクラが口を開いた。「チームホルモン……使えるのはあなただけのようですね」
「人を、使えるとか使えねえとか言うな」
「言葉のあやですよ、バンジーさん」プリクラは笑顔だった。「もう、チームホルモンのステージは終わりました。下がってください」
「まだ、あたしは立っている」
「根性じゃ倒せないですよ、うめ子さんは」
「ちょっとぉ……」まいぷるがあきれた口調で言った。「仲間割れするならやめる?」
「そうですね。失礼しました、まいぷるさん」プリクラは苦笑した。「ところで、まいぷるさんはやらないんですか?」
「私は保護者だから見学で」まるで体育の授業を休むときのような、軽い口調でまいぷるは言った。「こんな地下じゃ、私の能力使えないし」
まいぷるがどんな能力を持っているかはわからないが、そんなことは関係ない。マユミはうめ子のあとで、この女も倒すつもりだった。
「最初は、たった二人を相手にするのは気が引けましたが……どうやら、そんな配慮は無用でしたね。うめ子さん、すばらしいですよ。相手にとって不足なしです。しかも武器を持っている。だったら、こちらも良心の呵責を感じず暴れられます」
プリクラは純情堕天使のメンバーをぐるりと見た。
マユミとも目が合った。
――全員、行け。
プリクラの、怒りに燃えた瞳がそう言っていた。
マユミもみんなも頷いた。
ひさしぶりの実戦だ。一歩前に出ると、武者震いがした。
ナツミ、サキコ、トモミ、ハルカの四人もマユミに並んだ。
マユミは極真空手の基本の構え、三戦立ちをしてうめ子を見つめた。
【つづく】
うめ子はふらふらと、本当にゾンビのような歩調で歩き出した。その動きがあまりにもゆっくりだったためか、先鋒のバンジーたちは呆気にとられたように見つめていた。
マユミは気を引き締めた。こういう相手と闘った経験はないが、一番大切なのは呑まれないことだ。あくまでもこちらのペースを維持しなくてはいけない。
今にも倒れそうな歩みのうめ子は、部屋の隅へと移動した。そして、その暗がりから長物を取り出した。うめ子はそれを持ち上げず、ごろごろと音を立てて引きずった。
古びた木製のバットだった。
闘いの始まりだ。
まずはバンジーがうめ子に襲いかかった。
バットのリーチを警戒しつつ、長い脚を伸ばし、うめ子の真正面から顔面を狙った。それは鈍い音を立てて、狙い通りの場所に命中した。
「――やったっ」
マユミは思わず小さく叫んだが、うめ子は顔に止まったハエをはらうようなリアクションを見せただけだった。
だが、うめ子の鼻の穴から、つーっと血が流れ出した。うめ子はそれを舌ですくうように舐めとって、満面に笑みを浮かべた。
「こいつ……」バンジーが呆気にとられたようにつぶやいた。
続いて、アキチャがアメリカンフットボールのタックルのような姿勢で突撃した。うめ子がバットを振り回しても、その下をかいくぐれるような低い姿勢だ。
アキチャの目論見は成功した。バットを握って間もないうめ子は、アキチャを止めることができず、右斜め前からもろにタックルを食らい、ゾンビみたいに脚をふらつかせた。
アキチャがうめ子から離れると、チームホルモンの次の一手が迫った。
ウナギがうめ子へ向かっている。間髪入れない連続攻撃はチームホルモンの得意とする戦法のようだ。
プールに飛び込むような姿勢のウナギは、うめ子のやや太目の脚を捕まえにいった。相手を転ばせ、凶器を無力化するつもりだろう。
ウナギは一瞬でうめ子の脚を捕らえた。
――が、突然ウナギは悲鳴を上げて、もんどりうった。
うめ子がバットを、ウナギの頭の上から叩きつけたのだ。
それはまるでボーリングの杭を打ち込むように力強かった。顎から床に落ちたウナギは頭全体を、両手で覆うように押さえた。頭皮のどこかから出血しているらしく、ウナギの両手がみるみる血に染まった。
ムクチはそのウナギの姿をちらりと見やって、うめ子の間近に迫った。友を助けるのも友情にはちがいないが、今は冷静な判断を下すときだ。ムクチという女、今まで一言も声を聞いたことがないが、なかなかのいくさ人かもしれない。マユミは感心した。
ムクチはうめ子の胸元めがけ、肘を突き出した。それはうめ子の胸のふくらみの下を直撃した。
――が、うめ子は一瞬苦痛に顔を歪めたものの、すぐに不気味な笑みを浮かべた。
バットがムクチの顎を、下から突き上げるように垂直に強打した。
ムクチはそのときに及んでも、声を上げなかった。聞こえたのはバットが顎の骨に当たる、ゴンッという鈍い音だけだった。
ムクチはウナギの体の上に、覆いかぶさるように倒れた。白目を剥いている。気を失ったようだ。
「てめぇ、よくも……ッ」
アキチャが突撃した。今度はタックルではなく、相手の懐に入ってのパンチだった。
バットのような長物の武器は射程距離が長い分、接近戦では不利になる。相手と一定の距離を保っていないと意味がない。アキチャの攻撃は、理にかなっている。
が、ウナギとムクチを倒された怒りを乗せたアキチャのパンチは大振りで、相手に回避の時間を与えてしまった。このあたりが、冷静なバンジーとのちがいなのだろう。
酔拳のようにふらふらと動くうめ子だが、避ける動作だけはすばやい。アキチャの攻撃をかわしたうめ子は、バッドを槍のように持ち替え、グリップの先端をアキチャの顔面に、刺すように突いた。
それはアキチャの鼻柱に命中した。アキチャはそれでもふんばり、倒れなかった。
しかし、顔面への攻撃に耐えるのが精一杯だったアキチャに、もはや攻撃する余裕はなかった。
「ヒットエンドラーンッ」
うめ子が楽しそうに叫ぶと、典型的なダウンスイングで振り下ろされたバットが、アキチャの右脚の脛に命中した。元々の硬さに遠心力が加わったバットには、大腿骨に次ぎ二番目に長い脛骨を叩き割るかのような勢いがあった。
弁慶の泣き所を直撃されたアキチャは絶叫し、今度こそ倒れた。
バンジーが最初に蹴りを放ってから、三人が床に倒れるまでは三十秒とかかっていなかった。
バンジーは攻撃の手を休め、うめ子から距離をとった。これも冷静な判断だ、とマユミは思う。闇雲に攻撃するだけでは、この女は倒せない。
そのとき、室内にぱちぱちと、気のない拍手が響いた。
まいぷるだった。
いつの間にか焼き鳥の串をくわえている。レバーのようだ。まいぷるはそれを口にしたまま拍手を続けた。「ふごーい、ふめ子ぉ……」
マユミはこの女に苛立った。てめえはなにもせず、ただ黙ってみているだけ。しかもふざけた態度で。
――あとでぶっ潰す。
「バンジーさん、残念です」それまで静観していたプリクラが口を開いた。「チームホルモン……使えるのはあなただけのようですね」
「人を、使えるとか使えねえとか言うな」
「言葉のあやですよ、バンジーさん」プリクラは笑顔だった。「もう、チームホルモンのステージは終わりました。下がってください」
「まだ、あたしは立っている」
「根性じゃ倒せないですよ、うめ子さんは」
「ちょっとぉ……」まいぷるがあきれた口調で言った。「仲間割れするならやめる?」
「そうですね。失礼しました、まいぷるさん」プリクラは苦笑した。「ところで、まいぷるさんはやらないんですか?」
「私は保護者だから見学で」まるで体育の授業を休むときのような、軽い口調でまいぷるは言った。「こんな地下じゃ、私の能力使えないし」
まいぷるがどんな能力を持っているかはわからないが、そんなことは関係ない。マユミはうめ子のあとで、この女も倒すつもりだった。
「最初は、たった二人を相手にするのは気が引けましたが……どうやら、そんな配慮は無用でしたね。うめ子さん、すばらしいですよ。相手にとって不足なしです。しかも武器を持っている。だったら、こちらも良心の呵責を感じず暴れられます」
プリクラは純情堕天使のメンバーをぐるりと見た。
マユミとも目が合った。
――全員、行け。
プリクラの、怒りに燃えた瞳がそう言っていた。
マユミもみんなも頷いた。
ひさしぶりの実戦だ。一歩前に出ると、武者震いがした。
ナツミ、サキコ、トモミ、ハルカの四人もマユミに並んだ。
マユミは極真空手の基本の構え、三戦立ちをしてうめ子を見つめた。
【つづく】
コミケに出られることになって、「よし、本出すぞ」と意気込んだはいいが、冷静になってあれこれ考えると、やはりあと一ヶ月で小説を完結させるのは無理だと気づいた(笑)。
というわけで、朝令暮改ですが訂正します。
今度の冬コミでは、『マジすか学園vsありえね女子高 AKB48×アイドリング!!!』の上巻のみを発行します。
上巻とは、いま書いている物語の第一部のみを掲載したもののことです。
この小説を書き始めたのは今年の2月。そして、いまは11月。第二部は同じくらいの分量になると思うので、九ヶ月かかって半分しか進んでいないものを、あと一ヶ月で書き上げるのは無理でした。
すみません……。
サド様、こんなおれにお仕置きを……。
来年の夏コミに出られるかどうかはわかりませんが、時間的に考えるとちょうどいいかもしれません。第一部は九ヶ月かかったから、今から書き始めればちょうどそのくらいに仕上がるので(笑)。
ま、出られなければ、なにかしら考えます。『マジすか学園』オンリーイベントに出るとか(そんなイベントねぇよ)。そんときゃそんとき、です。
というわけで、これから一ヶ月間は第一部完結まで、今まで以上に気合を入れて書きます。書き上げたものからブログにアップしていきます。
ただ、本を作るには作品を書くことだけでなく、いろいろとやらなければいけないことがあるので、本の制作を優先させていただきます。
本は、予定では100ページ、定価は5~700円くらいを考えています。作業を進行していくにつれ、いろいろと決まっていくと思いますので、そのときはまた告知します。
いろいろ変更してしまってごめんなさい。
というわけで、朝令暮改ですが訂正します。
今度の冬コミでは、『マジすか学園vsありえね女子高 AKB48×アイドリング!!!』の上巻のみを発行します。
上巻とは、いま書いている物語の第一部のみを掲載したもののことです。
この小説を書き始めたのは今年の2月。そして、いまは11月。第二部は同じくらいの分量になると思うので、九ヶ月かかって半分しか進んでいないものを、あと一ヶ月で書き上げるのは無理でした。
すみません……。
サド様、こんなおれにお仕置きを……。
来年の夏コミに出られるかどうかはわかりませんが、時間的に考えるとちょうどいいかもしれません。第一部は九ヶ月かかったから、今から書き始めればちょうどそのくらいに仕上がるので(笑)。
ま、出られなければ、なにかしら考えます。『マジすか学園』オンリーイベントに出るとか(そんなイベントねぇよ)。そんときゃそんとき、です。
というわけで、これから一ヶ月間は第一部完結まで、今まで以上に気合を入れて書きます。書き上げたものからブログにアップしていきます。
ただ、本を作るには作品を書くことだけでなく、いろいろとやらなければいけないことがあるので、本の制作を優先させていただきます。
本は、予定では100ページ、定価は5~700円くらいを考えています。作業を進行していくにつれ、いろいろと決まっていくと思いますので、そのときはまた告知します。
いろいろ変更してしまってごめんなさい。