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『マジすか学園2』第1話感想。

 17, 2011 08:33
 『マジすか学園』の番外編小説を勝手に書いている身としては、当然『2』が作られれば見なければいけないだろう。
 ぼくが書いているのは『マジすか1』(便宜上、『1』と表記します)の時間軸の中の話だから、この『2』は、そのあとの話になる。『1』ではあまり活躍しなかったキャラを、番外編で重要な役として登場させているから、それが『2』で、どういう扱いになるかが一番気になった。

 そういう視点で見ていくと、やはり気になるのは珠里奈と峯岸。『1』ではそのままの名前で出ていたが、『2』では「センター」と「尺」というあだ名を与えられている。センターはともかく、尺はないだろう。この辺のネーミングセンスの雑さはあいかわらずといった感じ。でも、ぼくの小説では珠里奈と峯岸のままでいきます。

 キャラの改変といえばゲキカラ。はっきり言って、つまんないキャラになっちゃったなぁ、と思った。『1』では狂人だったのに、『2』では普通の人っぽい。だったら多重人格っぽい描き方のほうが良いのでは? 優子の死を経験したことで狂気が封印されたゲキカラは、普段は正常だが、ケンカになると狂気の面があらわれてくる――って感じで。

 新キャラの横山こと「おたべ」は、まだ謎が多いままなので、小説に出すかどうかは微妙なところ。気になるのは、本編では強烈なインパクトを与えてくれなかったこと。ああいう、もったいつけた登場をするのなら、一撃で珠里奈を卒倒させるくらいのことはしないと……。

 チームフォンデュにはちょっと期待している。前からちょっと書いてたけど、島田のヤンキーっぷりは想像通りハマっていた。島崎は三宅ひとみとカブるなあ。大場も悪くない。フレッシュレモンは中善寺ゆつこみたい。山内はヤンキーに見えないね。
 このチームは小説版にも出してみたい。ヤラレキャラとして(笑)。

 物語はヘンな幕開けだった。
 『1』のキャラクターを出したいというのはよくわかるが、だれの視点で進行しているかよくわからない。一見、珠里奈っぽいけど、カメラはそこによっていってないし。だから全体的に散漫な雰囲気のまま、最後のほうは、もうクライマックスみたいになってる。もっとゆっくり描いてもよかったのでは? ま、ぼくの小説はゆっくりしすぎてるけど(笑)。

 珠里奈とネズミの関係も、もう少しはっきりしたほうがいい。珠里奈は『1』では文学少女っぽい知性のあるキャラとして描かれていたのに、『2』では単なる暴れん坊みたいに見える。キャラの幅が狭いんだよなあ。

 と、グダグダ書いてきたが、ダメなドラマであることは前作同様であって、そんなことは百も承知している。
 だけど。
 それでも、ぼくは『マジすか学園』という世界に惚れてしまっている。
 そして、これからも文句を言いつつ見守っていきたい。

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