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 続いては休むまもなく、咲井千明さんとの撮影です。衣装を持って広いスタジオの中を端から端まで走り回ったりしましたが、不思議と疲れませんでした。
 千秋さんには某マンガに登場する学校制服を着てもらいます。元々のスカート丈はもうちょっと長かったのですが、それだとちょっと野暮ったいので(今回の撮影のためというわけではありませんが)紫苑さんに丈詰めをしてもらっておいたのです。ところがそれが千秋さんのスタイルとうまい具合に合って、ベストな感じになりました。
 そしていよいよ撮影開始。
 千明さんも、まずは室内でイメージ映像からの撮影です。さやさんはクールな微笑が似合う女の子でしたが、千明さんはポップな笑顔の似合う女の子です。これはいい感じで、二人の対比が表現できる、と、ぼくは喜びつつビデオカメラを回していました。
 部屋を出てから階段を下りていき、そのままプールサイドに立つ千秋さんという流れを2カットで撮り(いま考えれば1カットのほうが面白かったです)、そしてシャワーを浴びてもらいます。最初の構想では、ドライな状態からプールに飛び込んで一気に濡らそうと思っていたのですが、それよりも「シャワーを楽しそうに浴びる千明さん」を撮りたい、と衝動的に感じてしまったのです。ぼくの指示通りに笑顔でシュワーを浴びる千秋さんを見て、このほうが良かったな、と確信しました。
 充分に制服を濡らしたあとは、プールに飛び込みます。この時間帯は、先ほどと違ってぼくらの他にだれもいませんでしたから、プールを2分割しなくてもよいようです。だれかが来る前にさっさといい絵を撮ってしまおう……。ぼくは慌て気味に千秋さんに段取りを説明しました。
 思いっきりジャンプをしてプールに飛び込んだ千秋さんに、ぼくは「そこで回転して」とか「端まで泳いで」などと指示を出しつつカメラを回しました。千秋さんは終始笑顔で、ぼくの想像以上の演技を見せてくれました。
 次のシーンは、ぼくもプールに入って水中撮影もおこないます。千明さんとプールで遊んでいるという感じにしようと思いました。カメラはときには千秋さんを追い、かと思うと千秋さんに追いかけられる、というような感じです。カメラを回し始めると、その時間があまりに楽しくて、1カットで10分くらいも撮ってしまいました。こういうことは監督の役得ですが、見ていただく皆さんがぼくの気持ちと同化してくれたらなぁ、と願わずにはいられません。

 そしてついに、時間切れ。撮影は千秋さんがプールサイドに上がったところで終了となりました。撮影範囲外にいた鮎川さんが、カメラが止まったあとで、「うん。今のは良かった!」と言うのが聞こえて嬉しかったものです。ぼくは誉められて伸びる(調子に乗る)タイプなのです(笑)。

 咲井千明さんのオフィシャルサイトは→こちら

 そんなわけで、さやさん、千秋さん、お疲れ様でした。
 緊張とヘンなテンションの上がり方をしたせいで、おかしなことをしてり言ったりしていないか心配ですが、二人がリードしてくれたおかげで、自分では及第点の撮影ができたと自負しています。
 また、作品についてのディスカッション時間がないまま、撮影に入ってしまってさぞかし戸惑ったと思いますが、もし次回があれば今度は念入りに打ち合わせをしたいものです。
 まあ、反省すべき点はいくらでもありますが、初めてのビデオ撮影というアウェーな状態の中でも、自分がやれるだけのことはやれました。

 明日はいよいよコラボ撮影記の最終回です(まだあるのか)。



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