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新井英樹の『ザ・ワールド・イズ・マイン』を取り上げた『マンガ夜話』を見た。
アリキリの石井は短い時間ながらも熱い思いを語ってくれたし、呉智英の理論立てた話は参考になった(『ザ・ワールド・イン・マイポケット』説よりは、町山智浩が言っていた「ワールド・イズ・ユアーズ」説のほうがしっくりくるけど)。夏目房之介と大月隆寛も新井の絵の緻密さについてわかりやすく話をしてくれた。
ただ、いしかわ大センセーは最悪だったよ。
こいつはホントにマンガ評論家なのか? 好き嫌いでモノを言っているだけで、理屈なんて一切なく、そのくせ自分はすべてを見通せるかのような口の聞き方をする。
特に腹立たしいのは、ヒグマドンが大館駅前商店街を襲撃するシーンを「下手なことやってるなあ」と言ったところ。あれはマンガ史上に残る怪獣出現シーンだろう。100点満点のつけられる画面構成とスピード感、そして主要キャラクターの描写の旨さに加えて、群衆の心理や行動に独創性がある。好き嫌いを超えて、まったく文句のないシーンではないか。
それを「下手」?
あれだけのシーンを「下手」と不遜な物言いで切り捨てるなら、ちゃんとどこがどう「下手」なのか理屈で説明する義務がある。
でもいしかわ大センセーは終始、好みの問題でしか語らない。ま、そういう馬鹿だとはわかってて見た、おれが悪いんだけどね。
こんな奴を、この番組はいつまで使ってるのだろうか。スタッフは恥というものを知らないのか?
スタッフといえば、呉や夏目の指示通りに、なかなか該当ページを出せなかったのにもイライラした。プロの仕事じゃねぇよ。久しぶりとかって関係ないし。なんのために付箋を貼ってるのか。
危惧したとおり、やっぱりストレスの溜まる番組だった。
こんな馬鹿たちの番組がのさばってるなんて、やっぱり受信料を払わないのは正解だな。
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