もうランキングは書いてしまったけど、あらためてワースト10を記してみよう。上から順に、ひどい作品です。
1『ハイキック・ガール!』
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2『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
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3『誰も守ってくれない』
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4『しんぼる』
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5『MW』
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6『感染列島』
7『東のエデン劇場版ⅠThe King of Eden』
8『BALLAD 名もなき恋のうた』
9『少年メリケンサック』
10『カイジ 人生逆転ゲーム』
なんといっても今年のワーストの中で独走したのは『ハイキック・ガール!』。秋元才加が出ている、というので見に行ったんだが、こんなひどいものとは思わなかった。まず映画としての体をなしていない。演出はほとんどすべてのシーンでまちがっているし、意味無く繰り返されるスローモーションがせっかくの体を張ったアクションを台無しにしている。てゆーか、この映画は本当に殴ったり蹴ったりしていることを売りにしてるんだけど、映画なんだから本当にやらなくてもいいじゃん。少なくともおれは、若い女の子が顔面に蹴りを入れられてるのは正視できないよ、かわいそうで。Sの人が見たらいいかもね。才加の出番が本当に一瞬しかないのも大きくマイナス。彼女は実際に合気道をやっていたんだから、空手対合気道というシチュもできただろうに……。
『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』は、おれが常に書いている「やさしい特撮ファン」のための一本。脚本も演出もひどいのに、ライダーがずらっと並んだだけで満足してしまう、やさしい特撮ファンが特撮の未来を壊していくのだ。デンライナーでその時代を見に行ってみたら? もっとも『ディケイド』って作品自体がどうしようもないから、映画がこうなるのも仕方ないけどね。ま、見に行ったおれが悪いです、はい。
『誰も守ってくれない』はあえて地雷を踏んでみたんだが、思っていたよりも爆発した(笑)。君塚のネットやヲタに対する考え方の一端は以前の作品からうががえてはいたんだけど、この作品もひどかった。そもそも少年犯罪者の家族をマスコミやネット住人が執拗に追い回すってストーリーが成り立たない。
『しんぼる』は松本人志が実力以上に背伸びをしようとしてバランスを崩し、転んでしまったような作品。おれは松本って人は反射神経の人で、実はあんまりモノを考えないほうが面白いものを作るのでは、と思っている。だから映画という環境は松本に向いていない。彼が今まで作ってきたものが傑作揃いだったのは、もちろん彼の天才の力によるところが大きいんだけど、ブレーンに恵まれていた部分もかなりある。次の作品があるかどうかはしらないけど、もしやるならもっと他の人の意見も取り入れたほうがいいよ。
『MW』はだれもが言うとおり、原作の同性愛エピソードがないのが大きな欠点。製作者サイドの意向の問題なら、同性愛に変わる絆のようなものが設定されないとおかしい。それをなくしたまま物語が進んでいくから、結局なにがなんだかわからないまま終わる。でも玉木のイメージはけっこう原作のキャラと合っていていい。公園で人を殺すシーンの玉木はけっこう怖かったし。あと、この映画と『誰も守ってくれない』には、まったく意味のないカーチェイスのシーンがある。ダメ映画に共通点があるってなんか嬉しい(笑)。
そんなわけで、今年のワーストはこんな感じでした。来年もクソ映画をたくさん見たいッス(笑)。
1『ハイキック・ガール!』
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2『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』
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3『誰も守ってくれない』
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4『しんぼる』
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5『MW』
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6『感染列島』
7『東のエデン劇場版ⅠThe King of Eden』
8『BALLAD 名もなき恋のうた』
9『少年メリケンサック』
10『カイジ 人生逆転ゲーム』
なんといっても今年のワーストの中で独走したのは『ハイキック・ガール!』。秋元才加が出ている、というので見に行ったんだが、こんなひどいものとは思わなかった。まず映画としての体をなしていない。演出はほとんどすべてのシーンでまちがっているし、意味無く繰り返されるスローモーションがせっかくの体を張ったアクションを台無しにしている。てゆーか、この映画は本当に殴ったり蹴ったりしていることを売りにしてるんだけど、映画なんだから本当にやらなくてもいいじゃん。少なくともおれは、若い女の子が顔面に蹴りを入れられてるのは正視できないよ、かわいそうで。Sの人が見たらいいかもね。才加の出番が本当に一瞬しかないのも大きくマイナス。彼女は実際に合気道をやっていたんだから、空手対合気道というシチュもできただろうに……。
『劇場版仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』は、おれが常に書いている「やさしい特撮ファン」のための一本。脚本も演出もひどいのに、ライダーがずらっと並んだだけで満足してしまう、やさしい特撮ファンが特撮の未来を壊していくのだ。デンライナーでその時代を見に行ってみたら? もっとも『ディケイド』って作品自体がどうしようもないから、映画がこうなるのも仕方ないけどね。ま、見に行ったおれが悪いです、はい。
『誰も守ってくれない』はあえて地雷を踏んでみたんだが、思っていたよりも爆発した(笑)。君塚のネットやヲタに対する考え方の一端は以前の作品からうががえてはいたんだけど、この作品もひどかった。そもそも少年犯罪者の家族をマスコミやネット住人が執拗に追い回すってストーリーが成り立たない。
『しんぼる』は松本人志が実力以上に背伸びをしようとしてバランスを崩し、転んでしまったような作品。おれは松本って人は反射神経の人で、実はあんまりモノを考えないほうが面白いものを作るのでは、と思っている。だから映画という環境は松本に向いていない。彼が今まで作ってきたものが傑作揃いだったのは、もちろん彼の天才の力によるところが大きいんだけど、ブレーンに恵まれていた部分もかなりある。次の作品があるかどうかはしらないけど、もしやるならもっと他の人の意見も取り入れたほうがいいよ。
『MW』はだれもが言うとおり、原作の同性愛エピソードがないのが大きな欠点。製作者サイドの意向の問題なら、同性愛に変わる絆のようなものが設定されないとおかしい。それをなくしたまま物語が進んでいくから、結局なにがなんだかわからないまま終わる。でも玉木のイメージはけっこう原作のキャラと合っていていい。公園で人を殺すシーンの玉木はけっこう怖かったし。あと、この映画と『誰も守ってくれない』には、まったく意味のないカーチェイスのシーンがある。ダメ映画に共通点があるってなんか嬉しい(笑)。
そんなわけで、今年のワーストはこんな感じでした。来年もクソ映画をたくさん見たいッス(笑)。