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 テレビで放送されたものを。今さら感想書いてもなんなんだけどね(笑)。

 かなり出来のいい作品と聞いていたので期待してみましたが…ちょっと「うーん」という感じでした。というのも、これ「映画」としてはどうなんだ、と思ったんですよ。
 あまりにもストレートすぎる作り方は観客に「冤罪は怖い」とか「裁判はなにかおかしい」と思わせるのに充分で、また監督の意思もそこにあるだろうから問題はないと言えるのだが、しかし「映画」としては物語が盛り上がる箇所があるではなくストーリーは淡々としており、これが映画である必然性には疑問を持たざるを得ず、それでもあえて映画というかたちでこれが作られた背景には日本人があまりに裁判の実態を知らないでいることや、来年から始まる裁判員制度に注目が集まっている時期だったことが関係していると思われるといった意味では製作者側の狙い通りだったといえるし、事実、その後に日本アカデミー賞を受賞するなど、本作品の社会的意義は充分に認められるものではあるものの、上記の理由から本作品が「映画」の持つ力を発揮していたとは言えないのではないかと結論せざるを得ない。
 と、裁判の判決文風に書いてみましたがどう?
 ぼくは犯罪史が好きで、特に戦後の事件が大好物(笑)、それでたくさんの本を読んできました。その中には冤罪を扱った事件もかなりあったので、この映画で指摘されているようなことって、ほぼすべて知っていたんですよ。「事実」というものがどう裁判で認定されるか、とか、取調べ調書の作られ方とか、それに署名捺印したら絶対にいけない、だとか(だから結末も予想できたし)。ぼくにとっては初めて見る映画なのに、ほとんどの場面が確認作業でしかなかったのが、ちょっと残念だった点です。
 とは言え、普通は戦後犯罪史なんてものに興味を持っている人はそうはいないでしょうし、ストレートなテーマはそれゆえ誰にも届くだろうから、監督が投げかけた疑問は観客みんなに伝わるとは思います。けどまあ、一度見ればいい映画かな。

 あと、瀬戸朝香のドSっぽい表情と、鈴木蘭々の制服姿はなかなかよかったです(笑)。

増員決定だそうです。

 06, 2008 06:32
 門澤さんがブログに書いたところによると増員決定とのこと。
 ライブでお披露目はあるんだろうか?

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