とある事件について、ちと話します。
良識ある方が読めば、「被害者のことを考えているのか」とか「不謹慎だ」と思われること必至です。
どうか、ご自分に良識がある、いうかたはこの先を読まぬように……。
渋谷区で起きた女子大生誘拐事件は本当にムカつく事件だ。
犯人たちはトンデモないやつらだ、と。
真昼間の、人通りの多い、しかもいつだれがなんどき来るかわからないバス停で、堂々と人をさらう……。
誘拐するなら、ちゃんと計画しろ!
なんで犯行に使う車がレンタカーやねん!
なんでナンバーを偽装するか、盗難車を使うかせぇへんねん!
なんで携帯もトバシのものを使わんねん!
そもそも、なんで共犯使うねん!
こんな杜撰な計画で3億円もの身代金を要求したんだから、まったくあきれかえるよ、犯人たちには。
誘拐をするなら、
1・盗難車を数台用意しておき、逃走ルートに置いておく。
2・使い捨ての、トバシ携帯を用意する。1回通話したら、それは電源を切ってすぐに捨てる。最低でも10台くらいは必要か。
3・一人でやる。
4・過度な身代金は請求しない。額が大きければ、警察に通報される可能性が高くなるし、持ち運びがしにくくなる。
最低限、このくらいのことは考えろや!
これだって、まだまだダメだ。身代金の受け渡しをどうするか、交渉の際の注意点、警察が介入してきたときの保険をどうするか……。
まったく、安易な考えで犯罪を犯すやつには頭にくるよ……。
良識ある方が読めば、「被害者のことを考えているのか」とか「不謹慎だ」と思われること必至です。
どうか、ご自分に良識がある、いうかたはこの先を読まぬように……。
渋谷区で起きた女子大生誘拐事件は本当にムカつく事件だ。
犯人たちはトンデモないやつらだ、と。
真昼間の、人通りの多い、しかもいつだれがなんどき来るかわからないバス停で、堂々と人をさらう……。
誘拐するなら、ちゃんと計画しろ!
なんで犯行に使う車がレンタカーやねん!
なんでナンバーを偽装するか、盗難車を使うかせぇへんねん!
なんで携帯もトバシのものを使わんねん!
そもそも、なんで共犯使うねん!
こんな杜撰な計画で3億円もの身代金を要求したんだから、まったくあきれかえるよ、犯人たちには。
誘拐をするなら、
1・盗難車を数台用意しておき、逃走ルートに置いておく。
2・使い捨ての、トバシ携帯を用意する。1回通話したら、それは電源を切ってすぐに捨てる。最低でも10台くらいは必要か。
3・一人でやる。
4・過度な身代金は請求しない。額が大きければ、警察に通報される可能性が高くなるし、持ち運びがしにくくなる。
最低限、このくらいのことは考えろや!
これだって、まだまだダメだ。身代金の受け渡しをどうするか、交渉の際の注意点、警察が介入してきたときの保険をどうするか……。
まったく、安易な考えで犯罪を犯すやつには頭にくるよ……。
昨日のこと。
後楽園にて馬券購入後、秋葉原のアキバイチのラーメン屋で昼食。おれはまあまあ美味しかったけど、一緒の二人には不評。まいっか。
そのあと『タイムレンジャー』のDVD探し。が、これがない! 二年前に出たものを中古で探すのがこんなに大変なのか……というか、『タイムレンジャー』のDVDを手放す人が少ない、という証拠だろう。おまけに、おれが探しているのはボックス付のもの。ただでさえDVDそのものがないのに、限定生産のボックスを手に入れようなどというのは甘すぎる話だ。5件目の『古本市場』で2巻だけ発見するが、できたら全巻揃っているほうがいい、とここはスルー。
その後もあちこち行くが、影すらない。『サンバルカン』とかはやたらに見るんだけどね。仕方ないので『バーチャファイター5』のロケテストを見て、「猿拳の女キャラ強すぎ」と言ってみたりする。
でも、途中寄った『まんだらけ』では、昔の雑誌がいろいろあって、小林靖子インタビュー掲載号は迷うことなくGET!
「今日はこれが収穫ってことでいいか。あと少しだけ回ったら帰ろう。宝塚記念が始まっちゃうし……まさしく”タイムアップ”だ」などと言いつつ最後の店へ。
そしたらボックス付の第1巻があるじゃないか!
まあ、正確には友だちが見つけてくれたんだけど(笑)。
んで、あわてて買って、『古本市場』の第2巻も買いました。
残りの3巻は、来週は中野で探すことにしよう。
ちなみに宝塚記念は◎アイポッパー……どうしようもない成績だった……。
後楽園にて馬券購入後、秋葉原のアキバイチのラーメン屋で昼食。おれはまあまあ美味しかったけど、一緒の二人には不評。まいっか。
そのあと『タイムレンジャー』のDVD探し。が、これがない! 二年前に出たものを中古で探すのがこんなに大変なのか……というか、『タイムレンジャー』のDVDを手放す人が少ない、という証拠だろう。おまけに、おれが探しているのはボックス付のもの。ただでさえDVDそのものがないのに、限定生産のボックスを手に入れようなどというのは甘すぎる話だ。5件目の『古本市場』で2巻だけ発見するが、できたら全巻揃っているほうがいい、とここはスルー。
その後もあちこち行くが、影すらない。『サンバルカン』とかはやたらに見るんだけどね。仕方ないので『バーチャファイター5』のロケテストを見て、「猿拳の女キャラ強すぎ」と言ってみたりする。
でも、途中寄った『まんだらけ』では、昔の雑誌がいろいろあって、小林靖子インタビュー掲載号は迷うことなくGET!
「今日はこれが収穫ってことでいいか。あと少しだけ回ったら帰ろう。宝塚記念が始まっちゃうし……まさしく”タイムアップ”だ」などと言いつつ最後の店へ。
そしたらボックス付の第1巻があるじゃないか!
まあ、正確には友だちが見つけてくれたんだけど(笑)。
んで、あわてて買って、『古本市場』の第2巻も買いました。
残りの3巻は、来週は中野で探すことにしよう。
ちなみに宝塚記念は◎アイポッパー……どうしようもない成績だった……。
先日、テレビで放送されていた「ドキュメンタリー」。
心臓移植のために渡米した6歳の少年が「主人公」。そして彼を支える両親やプロ野球選手が登場する。
いいお話だろう。スタジオのコメンテイターや観客も涙を流している。まさに感動……表面的には。
ぼくも、少年には助かってほしい、と思う。本当に。せっかく生まれた命が無駄に散ってしまうのは残酷なことだ。
ただ、この「物語」の裏では、アメリカ人の子供が何らかの理由で死んでいるのだ。
移植手術とは、すなわち誰かが死ぬのを待つ、という「医療」に他ならない。少年が心臓を移植できたということは、別の子供が死んだということだ。事故か自然死か、あるいは殺されたのかはわからないが。
これは本当に「いいこと」なんだろうか?
命を救うためなら、なにをしてもいいのだろうか?
ぼくは、脳死をした人からの臓器移植には、すごく疑念を持っている。
番組は、これを「美談」としている。感動的な音楽をBGMにし、父と子の別れを「演出」した。というか、BGMはずーっと鳴り続けている。なんのために?
この番組の親子の選択を否定しているのではない。子供が助かる方法があるのなら、親がそれにすがるのは当然のことだ。
こういうものを一方的な立場から放送するという姿勢と、これだけを見て「どうして日本で移植ができないのか」と思う人々の「純粋さ」に、ぼくはすごく欺瞞を感じる。
その「ピュア」こそが、ぼくが最も嫌う、人の感情なのかもしれない。
心臓移植のために渡米した6歳の少年が「主人公」。そして彼を支える両親やプロ野球選手が登場する。
いいお話だろう。スタジオのコメンテイターや観客も涙を流している。まさに感動……表面的には。
ぼくも、少年には助かってほしい、と思う。本当に。せっかく生まれた命が無駄に散ってしまうのは残酷なことだ。
ただ、この「物語」の裏では、アメリカ人の子供が何らかの理由で死んでいるのだ。
移植手術とは、すなわち誰かが死ぬのを待つ、という「医療」に他ならない。少年が心臓を移植できたということは、別の子供が死んだということだ。事故か自然死か、あるいは殺されたのかはわからないが。
これは本当に「いいこと」なんだろうか?
命を救うためなら、なにをしてもいいのだろうか?
ぼくは、脳死をした人からの臓器移植には、すごく疑念を持っている。
番組は、これを「美談」としている。感動的な音楽をBGMにし、父と子の別れを「演出」した。というか、BGMはずーっと鳴り続けている。なんのために?
この番組の親子の選択を否定しているのではない。子供が助かる方法があるのなら、親がそれにすがるのは当然のことだ。
こういうものを一方的な立場から放送するという姿勢と、これだけを見て「どうして日本で移植ができないのか」と思う人々の「純粋さ」に、ぼくはすごく欺瞞を感じる。
その「ピュア」こそが、ぼくが最も嫌う、人の感情なのかもしれない。
まあ、六年も前のものを【ネタバレ】っていうのもなんですが(笑)。
とにかく。終わりました。
いやぁ、すばらしい!
戦隊モノを(最初から最後まで)大人になってからきちんと見たのは初めてですが、食わず嫌いの自分にあきれましたよ。ちゃんと見ろよ、と。
いろいろ語りたいことはあるんだけど、冬のコミケに出られたら本でも書こうと思っているので、とっておきます。このあいだ出した『龍騎』と『セラムン』の感想本と合わせて、一冊にしちゃおうかな。小林靖子本として。
なによりキャラクターがいい。
小林が描くキャラクターすべてに言えることだけど、彼らは正義のためには戦っていないんですよね。自らの性分によって行動している。性分とは、すなわち自分を自分たらしめているモノのことであって、これが崩れてしまうようでは生きる意味がなくなってしまう。現実には自分の性分を曲げてでも無理に生きている人はたくさんいるわけですが、ドラマのキャラクターに、それは許されない。小林はそれをよくわかっている。
一番好きなキャラクターはユウリかな。最初、彼女はとても冷たそうに見えたけど、だんだんとかわいらしく思えてきた。ユウリ役の勝村美香(結婚&妊娠おめでとーっ)は、とまどいながら演じていたけど、やがて凛とした女性に代わっていった。これは一年ものあいだ続くドラマ独特のものでしょう。普通のドラマじゃ、短くて三ヶ月くらいだし。同じ役を一年も続けるってのは大河ドラマくらいでしょう。
ユウリの根本にある「家族の死」が、最後の最後で解決されたかのように見えて、結局はわからないまま終わるのがいい(ユウリだけじゃないけど)。だけど、見終わったあとは、きっとユウリの家族は生きているし、アヤセの病気も治るだろうし、ドモンも格闘界に復帰できるはず、と思えてしまう。これは小林マジックかもしれない。
ストーリーもよかったなぁ。
燃える展開に、タイムファイヤーとは、面白かった(笑)。
あのあたりの、怒涛の展開が一番好きだ。戦隊モノに警察とか国家機関が介入してくるとは……。ぼくはどんな物語にもリアリティとリアルさを求めてしまうので、あの展開には胸が高鳴った。シティガーディアンズが途中から弱体化してしまうように見えたのはちょっと残念。あの連中だけで戦う話とか見てみたかった。パロディ小説で書こうかな(笑)。
……って、こんなふうに書き連ねていったらキリがないのでやめます。
ま、『タイムレンジャー』については、いずれなにかのかたちでまとめたいと思っています。
とにかく。終わりました。
いやぁ、すばらしい!
戦隊モノを(最初から最後まで)大人になってからきちんと見たのは初めてですが、食わず嫌いの自分にあきれましたよ。ちゃんと見ろよ、と。
いろいろ語りたいことはあるんだけど、冬のコミケに出られたら本でも書こうと思っているので、とっておきます。このあいだ出した『龍騎』と『セラムン』の感想本と合わせて、一冊にしちゃおうかな。小林靖子本として。
なによりキャラクターがいい。
小林が描くキャラクターすべてに言えることだけど、彼らは正義のためには戦っていないんですよね。自らの性分によって行動している。性分とは、すなわち自分を自分たらしめているモノのことであって、これが崩れてしまうようでは生きる意味がなくなってしまう。現実には自分の性分を曲げてでも無理に生きている人はたくさんいるわけですが、ドラマのキャラクターに、それは許されない。小林はそれをよくわかっている。
一番好きなキャラクターはユウリかな。最初、彼女はとても冷たそうに見えたけど、だんだんとかわいらしく思えてきた。ユウリ役の勝村美香(結婚&妊娠おめでとーっ)は、とまどいながら演じていたけど、やがて凛とした女性に代わっていった。これは一年ものあいだ続くドラマ独特のものでしょう。普通のドラマじゃ、短くて三ヶ月くらいだし。同じ役を一年も続けるってのは大河ドラマくらいでしょう。
ユウリの根本にある「家族の死」が、最後の最後で解決されたかのように見えて、結局はわからないまま終わるのがいい(ユウリだけじゃないけど)。だけど、見終わったあとは、きっとユウリの家族は生きているし、アヤセの病気も治るだろうし、ドモンも格闘界に復帰できるはず、と思えてしまう。これは小林マジックかもしれない。
ストーリーもよかったなぁ。
燃える展開に、タイムファイヤーとは、面白かった(笑)。
あのあたりの、怒涛の展開が一番好きだ。戦隊モノに警察とか国家機関が介入してくるとは……。ぼくはどんな物語にもリアリティとリアルさを求めてしまうので、あの展開には胸が高鳴った。シティガーディアンズが途中から弱体化してしまうように見えたのはちょっと残念。あの連中だけで戦う話とか見てみたかった。パロディ小説で書こうかな(笑)。
……って、こんなふうに書き連ねていったらキリがないのでやめます。
ま、『タイムレンジャー』については、いずれなにかのかたちでまとめたいと思っています。
正直……ピクサー作品としてはちょっと期待はずれでした。
ただ、これは『カーズ』が駄作だとかつまらない、ということではなくて、ぼくがピクサーに求めるレベルが基本的に高いということなんですね。
だから、もちろん普通のレベルで言えば充分楽しめるし、きちんと作られた良作、自信を持ってお勧めできる映画です。
では、ぼくがどうして期待はずれだと思ったのか。
それは、ぼくがキャラクターに感情移入できなかったからです。
車を擬人化する、というアイディアは文句なしに面白いのですが、ぼくは映画を見る前、この物語には人間が出てくると思っていたのです。わかりやすく言えば、『みどりのマキバオー』的な、人と車の関係を描く作品なのか、と(だれもが『マキバオー』を読んでるわけじゃないぞ)。まあ、勝手な思い込みでしたけど。
この世界には車しか登場しないので、細かなところがいちいち気にかかるんですよね(ぼくの悪いクセです)。建物はどうやって作るのか、とか、高いところに置いてある商品はどうやって取るのか、とか……。この、車しか登場しないという設定が徹底されているために、虫まで車の形をしているのには笑いましたが(笑)。
製作者側の意図としては、もちろん主人公の車に感情移入させようとしているし、それはそれで成功しているのですが、やはりぼくは人間を介さないとダメなのです。
ぼくの好きな『トイストーリー』にも『モンスターズインク』にも、人間が出てきて、その人間との関係性の中でドラマが生まれる。ドラマはおもちゃやモンスターたちのものを中心に描かれはするものの、どこかでリアルなものがないと、ぼくはちょっと入り込めないんですよ。
『ファインディング・ニモ』があまり好きではないのは、人間が登場するものの、それがあくまでも道具立てとしての扱いだったから。
そんなわけで、この『カーズ』は、ぼくは楽しめたし面白かったりしたものの、イマイチだなぁという感じを拭えませんでした。
でも、一緒に見に行った人は感動したと言っていたので、やっぱり感想は人それぞれってことで、ぜひ見に行ってみてください。
追記。
エンディングロール恒例の「ネタ」には、最後の最後で笑わせてもらいました。ピクサーの、こういう遊び心って、とっても好きです。
ただ、これは『カーズ』が駄作だとかつまらない、ということではなくて、ぼくがピクサーに求めるレベルが基本的に高いということなんですね。
だから、もちろん普通のレベルで言えば充分楽しめるし、きちんと作られた良作、自信を持ってお勧めできる映画です。
では、ぼくがどうして期待はずれだと思ったのか。
それは、ぼくがキャラクターに感情移入できなかったからです。
車を擬人化する、というアイディアは文句なしに面白いのですが、ぼくは映画を見る前、この物語には人間が出てくると思っていたのです。わかりやすく言えば、『みどりのマキバオー』的な、人と車の関係を描く作品なのか、と(だれもが『マキバオー』を読んでるわけじゃないぞ)。まあ、勝手な思い込みでしたけど。
この世界には車しか登場しないので、細かなところがいちいち気にかかるんですよね(ぼくの悪いクセです)。建物はどうやって作るのか、とか、高いところに置いてある商品はどうやって取るのか、とか……。この、車しか登場しないという設定が徹底されているために、虫まで車の形をしているのには笑いましたが(笑)。
製作者側の意図としては、もちろん主人公の車に感情移入させようとしているし、それはそれで成功しているのですが、やはりぼくは人間を介さないとダメなのです。
ぼくの好きな『トイストーリー』にも『モンスターズインク』にも、人間が出てきて、その人間との関係性の中でドラマが生まれる。ドラマはおもちゃやモンスターたちのものを中心に描かれはするものの、どこかでリアルなものがないと、ぼくはちょっと入り込めないんですよ。
『ファインディング・ニモ』があまり好きではないのは、人間が登場するものの、それがあくまでも道具立てとしての扱いだったから。
そんなわけで、この『カーズ』は、ぼくは楽しめたし面白かったりしたものの、イマイチだなぁという感じを拭えませんでした。
でも、一緒に見に行った人は感動したと言っていたので、やっぱり感想は人それぞれってことで、ぜひ見に行ってみてください。
追記。
エンディングロール恒例の「ネタ」には、最後の最後で笑わせてもらいました。ピクサーの、こういう遊び心って、とっても好きです。
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ブログでの告知は遅くなりましたが、咲井千明ちゃん出演の『AQUAism』が発売されました!
通販はぼくの『濡れ娘。』はもちろん、『in the water-web shop』さん、『The Moonface』さん、『水中アイドル学園』さんでも受け付けています。それぞれのサイトで決済や配送の方法がちがうので、ご都合の良いものを選ぶことができます。
ただいまは通販のみですが、7月4日からは店頭販売もします。販売店はin the waterさんでご確認ください。
というわけで、今回は上戸彩っぽく、告知のみでした(笑)。
お待たせしました!
昨年の夏、wet界を震撼させた(お前の思い込み、な)、あの企画がついに日の目を見ることになりました!
その名は「ワタミプロジェクト」、通称……は、ないです(笑)。
詳しくはこちらを見ていただくとして、この企画がようやくかたちになります。上戸ともひこ初めての動画作品です。
第一弾は咲井千秋ちゃん。
とてもかわいらしい子です。ぼくの指示に「はいっ」、「はいっ」と笑顔で答え、要求通りの演技を見せてくれました。

この衣装でシャワーを浴び、プールで泳いでくれます。
コンセプトは「恋人同士の水遊び」。どう表現できたか、は、ぜひとも本編でお楽しみください。
もちろん、ぼくだけでなく、他の三人の監督作品も収録されています。それぞれの監督の好みが出ていて、全体としてとても面白い一枚になったと自負しています。
まだ発売日は決まっていませんが、ジャケットなどはもうできていますので、近日発売となります。確実な日付が決まり次第、ブログにてお知らせいたしますので、お楽しみに~。
昨年の夏、wet界を震撼させた(お前の思い込み、な)、あの企画がついに日の目を見ることになりました!
その名は「ワタミプロジェクト」、通称……は、ないです(笑)。
詳しくはこちらを見ていただくとして、この企画がようやくかたちになります。上戸ともひこ初めての動画作品です。
第一弾は咲井千秋ちゃん。
とてもかわいらしい子です。ぼくの指示に「はいっ」、「はいっ」と笑顔で答え、要求通りの演技を見せてくれました。

この衣装でシャワーを浴び、プールで泳いでくれます。
コンセプトは「恋人同士の水遊び」。どう表現できたか、は、ぜひとも本編でお楽しみください。
もちろん、ぼくだけでなく、他の三人の監督作品も収録されています。それぞれの監督の好みが出ていて、全体としてとても面白い一枚になったと自負しています。
まだ発売日は決まっていませんが、ジャケットなどはもうできていますので、近日発売となります。確実な日付が決まり次第、ブログにてお知らせいたしますので、お楽しみに~。
ただいま30話まで見終わりました。
おもしれーっ。
すげえよ、靖子タン!
なにより、熱い。
キャラクターがすばらしい。
人間ドラマが良い。
まだ30話だというのに、なんなんだ、このパワフルな展開は! 普通、この手の盛り上がりは、最終回前のものだ。まだドラマは半分を過ぎたところだぞ。
永井大がタイムレッドだということがオヤジにばれたり、別の組織(一応、正義側)が出てきたり、挙句の果てには第二のレッドが……。そしてもはや、ロンダースの犯罪者たちは脇役になっている。
戦隊物で、こんなことをやっていたのか……。
「ワンパターン」とか「ロボの戦闘シーンが毎回ウザい」とか言って、食わず嫌いをしていたよ、おれ。靖子タン、許してくれ……。
今日は続きを借りにレンタルビデオ店に行ったら、割安ディだかなんだかで1本100円だった。いつもは300円もするのに。んで、一週間レンタルできるというので、いっそのこと、と思って全部借りてきたよ(笑)。
これで今週と来週は『タイムレンジャー・ウィーク』ですな。今日もこれから、寝るまで見続けよう。
興奮して眠れなくなるかもなぁ……。
おもしれーっ。
すげえよ、靖子タン!
なにより、熱い。
キャラクターがすばらしい。
人間ドラマが良い。
まだ30話だというのに、なんなんだ、このパワフルな展開は! 普通、この手の盛り上がりは、最終回前のものだ。まだドラマは半分を過ぎたところだぞ。
永井大がタイムレッドだということがオヤジにばれたり、別の組織(一応、正義側)が出てきたり、挙句の果てには第二のレッドが……。そしてもはや、ロンダースの犯罪者たちは脇役になっている。
戦隊物で、こんなことをやっていたのか……。
「ワンパターン」とか「ロボの戦闘シーンが毎回ウザい」とか言って、食わず嫌いをしていたよ、おれ。靖子タン、許してくれ……。
今日は続きを借りにレンタルビデオ店に行ったら、割安ディだかなんだかで1本100円だった。いつもは300円もするのに。んで、一週間レンタルできるというので、いっそのこと、と思って全部借りてきたよ(笑)。
これで今週と来週は『タイムレンジャー・ウィーク』ですな。今日もこれから、寝るまで見続けよう。
興奮して眠れなくなるかもなぁ……。
昨日、先行上映で見てきました。10月に第二弾が上映されるということで、今回のは『伝説巨神イデオン』的にいえば接触編って感じですかね。
この手のマンガ原作モノって、必ず「だれそれがマンガとイメージがちがう」だの「ストーリーを忠実に再現して欲しい」だのと言い出す原作至上派が出てきて、アラ探しをしながら見るので、製作者側はすごく気を使っただろうなぁ、と思う。特にこの『デスノート』はそう言われ続けていたので、どんな風に仕上がっているか、とても楽しみでした。
ぼくは、マンガという主に紙媒体による「情報」と、映画という主にスクリーンやテレビ画面による「情報」とは意味合いがちがって当然、と考えるので、文句を前提とした観賞はしないことにしています。
ただ、もちろん原作を知っているからには比較しつつ見てしまうのは仕方のないことで、ぼくもそうしてしまいますが、映画は映画としてまとまっていれば、極端な話、原作と全然ちがうものになってしまってもいいわけで。
この作品の場合、原作が非常にロジカルにできているけど、あれをそのまま映画という勝手に時間が流れていくものに転化しても意味がわからなくなる可能性があります。マンガなら読み返しできるけど、映画では置いてきぼりになってしまう。だから所詮、映画に「忠実さ」を求めるのは限界がある。
だからなにが言いたいのかっていうと、「まあ、肩肘張らずに見ようや」ってこと(笑)。
で、本編の感想。
けっこう面白かった!
あの複雑な物語を、よく2時間にまとめたなぁ、と。まずは脚本家に拍手を送りたい。設定無視や雰囲気だけの展開ばかり書く、どこぞの脚本家に見習って欲しいほどですが、それは言わないでおきます。言ってるか。
感心したのは、映画オリジナルのキャラクター(香椎由宇ギザ美人す)を出し、この人物に説明役と進行役を任せたこと。これによって作品のテーマの一部が浮き彫りになって、観客に夜神月というのがどんな人物かをわからせる仕組みになっている。
特にラストでの、瀬戸朝香とのやりとりは原作にないエピソードで、これで月の性格と覚悟のさまが明らかになり、秋に公開される第二弾(『イデオン』的にいうところの『発動編』)へ期待を持たせるエンディングになっている。原作での瀬戸の死に方は、なんとなく肩透かし的な感じがあったけど、映画版での瀬戸は、きちんと死ぬ。原作を知っていても、先が読めない展開になるのは面白いですね。また、このシーンには叙述トリック的な要素もあって、ミステリ好きにはちょっと嬉しい。
観客のだれもが思う、夜神月がなぜ、恋人を殺したのかについてもちゃんと説明がある(こういう説明は当たり前にされるべきなのだが、最近のドラマやアニメは謎を謎のまま残しておく(ほったらかし)というものが多く、ぜひ見習ってほしい)。
つまり、この映画には原作が持つ「ロジックの愉悦」がきちんと表現されているから、ブレていない。好き嫌いはあるだろうけど、ぼくは好きです。
金子監督は、以前『クロスファイア』で、同じテーマを扱っているので、今回はどう処理していくのかを注目していたのですが、『クロスファイア』よりもいい感じでした。
ついでに言うと、金子はwetフェチ(だと思う)なので、そういうシーンをちょっと期待していたんだけど(笑)、残念ながら今回はなし。『発動編』では期待してますよ! 戸田をずぶ濡れにしちゃってください(笑)。
ぼくには配役はどれもよかったし、そんなに原作のイメージを変えているものには思えなかった。そもそもぼくは『デスノート』が実写化されると聞いたとき、月役には藤原達也がいいと思ったくらいだから、彼はすごくハマっていた。『古畑任三郎』のあのキャラクターとちょっとカブってるけど(笑)。
響鬼もよかったなぁ。渋くていい味出てる。
瀬戸朝香もいい。あの皮のスーツ、瀬戸のがっちりした体系にあっていて、「四つんばいになった、おれの背中に座って欲しい…」とダメ人間な発想してしまいましたよ。
藤村俊二のワタリは、さすがに原作ファンからも文句が出ない完全な配役でしょう。軽さと重厚さが同居しているのがすばらしい。
総一郎役の『料理の達人』は、もうちょっとハンサムなほうがよかったとは思うけど(「いでよアイアンシェフ!」の人は、牛っぽい顔してるでしょう)、見ているうちに気にならなくなりました。
Lの人は、元を全然知らないけど、これも良かったのでは? Lの場合は見た目よりも、その仕草が大切だと思っていたのですが、松山はうまく演じていました。
難があったとすると、リュークと弥かな。
リュークはCG処理なんだけど、クオリティが低い…。もう少しお金賭けてほしかった…。
弥役の戸田恵梨香は、見た目はいいと思うんだが、演技がねぇ…(笑)。特に発声がなってないよなぁ。最後に襲われるシーンのかすれ声は、「一度、舞台に立ってからやりなおせっ」というくらいダメでした。でも、かわいいから許す(笑)。
オリジナルキャラ役の香椎は、いい女になったなぁ。『ローレライ』のころはまだ少女的要素があったけど、この映画では大人っぽくて驚いた。香椎にも、四つんばいになったぼくの背中に乗ってほしいス(笑)。
とりあえず、こんな感じ。
また、なにか思いついたら書きます。
この手のマンガ原作モノって、必ず「だれそれがマンガとイメージがちがう」だの「ストーリーを忠実に再現して欲しい」だのと言い出す原作至上派が出てきて、アラ探しをしながら見るので、製作者側はすごく気を使っただろうなぁ、と思う。特にこの『デスノート』はそう言われ続けていたので、どんな風に仕上がっているか、とても楽しみでした。
ぼくは、マンガという主に紙媒体による「情報」と、映画という主にスクリーンやテレビ画面による「情報」とは意味合いがちがって当然、と考えるので、文句を前提とした観賞はしないことにしています。
ただ、もちろん原作を知っているからには比較しつつ見てしまうのは仕方のないことで、ぼくもそうしてしまいますが、映画は映画としてまとまっていれば、極端な話、原作と全然ちがうものになってしまってもいいわけで。
この作品の場合、原作が非常にロジカルにできているけど、あれをそのまま映画という勝手に時間が流れていくものに転化しても意味がわからなくなる可能性があります。マンガなら読み返しできるけど、映画では置いてきぼりになってしまう。だから所詮、映画に「忠実さ」を求めるのは限界がある。
だからなにが言いたいのかっていうと、「まあ、肩肘張らずに見ようや」ってこと(笑)。
で、本編の感想。
けっこう面白かった!
あの複雑な物語を、よく2時間にまとめたなぁ、と。まずは脚本家に拍手を送りたい。設定無視や雰囲気だけの展開ばかり書く、どこぞの脚本家に見習って欲しいほどですが、それは言わないでおきます。言ってるか。
感心したのは、映画オリジナルのキャラクター(香椎由宇ギザ美人す)を出し、この人物に説明役と進行役を任せたこと。これによって作品のテーマの一部が浮き彫りになって、観客に夜神月というのがどんな人物かをわからせる仕組みになっている。
特にラストでの、瀬戸朝香とのやりとりは原作にないエピソードで、これで月の性格と覚悟のさまが明らかになり、秋に公開される第二弾(『イデオン』的にいうところの『発動編』)へ期待を持たせるエンディングになっている。原作での瀬戸の死に方は、なんとなく肩透かし的な感じがあったけど、映画版での瀬戸は、きちんと死ぬ。原作を知っていても、先が読めない展開になるのは面白いですね。また、このシーンには叙述トリック的な要素もあって、ミステリ好きにはちょっと嬉しい。
観客のだれもが思う、夜神月がなぜ、恋人を殺したのかについてもちゃんと説明がある(こういう説明は当たり前にされるべきなのだが、最近のドラマやアニメは謎を謎のまま残しておく(ほったらかし)というものが多く、ぜひ見習ってほしい)。
つまり、この映画には原作が持つ「ロジックの愉悦」がきちんと表現されているから、ブレていない。好き嫌いはあるだろうけど、ぼくは好きです。
金子監督は、以前『クロスファイア』で、同じテーマを扱っているので、今回はどう処理していくのかを注目していたのですが、『クロスファイア』よりもいい感じでした。
ついでに言うと、金子はwetフェチ(だと思う)なので、そういうシーンをちょっと期待していたんだけど(笑)、残念ながら今回はなし。『発動編』では期待してますよ! 戸田をずぶ濡れにしちゃってください(笑)。
ぼくには配役はどれもよかったし、そんなに原作のイメージを変えているものには思えなかった。そもそもぼくは『デスノート』が実写化されると聞いたとき、月役には藤原達也がいいと思ったくらいだから、彼はすごくハマっていた。『古畑任三郎』のあのキャラクターとちょっとカブってるけど(笑)。
響鬼もよかったなぁ。渋くていい味出てる。
瀬戸朝香もいい。あの皮のスーツ、瀬戸のがっちりした体系にあっていて、「四つんばいになった、おれの背中に座って欲しい…」とダメ人間な発想してしまいましたよ。
藤村俊二のワタリは、さすがに原作ファンからも文句が出ない完全な配役でしょう。軽さと重厚さが同居しているのがすばらしい。
総一郎役の『料理の達人』は、もうちょっとハンサムなほうがよかったとは思うけど(「いでよアイアンシェフ!」の人は、牛っぽい顔してるでしょう)、見ているうちに気にならなくなりました。
Lの人は、元を全然知らないけど、これも良かったのでは? Lの場合は見た目よりも、その仕草が大切だと思っていたのですが、松山はうまく演じていました。
難があったとすると、リュークと弥かな。
リュークはCG処理なんだけど、クオリティが低い…。もう少しお金賭けてほしかった…。
弥役の戸田恵梨香は、見た目はいいと思うんだが、演技がねぇ…(笑)。特に発声がなってないよなぁ。最後に襲われるシーンのかすれ声は、「一度、舞台に立ってからやりなおせっ」というくらいダメでした。でも、かわいいから許す(笑)。
オリジナルキャラ役の香椎は、いい女になったなぁ。『ローレライ』のころはまだ少女的要素があったけど、この映画では大人っぽくて驚いた。香椎にも、四つんばいになったぼくの背中に乗ってほしいス(笑)。
とりあえず、こんな感じ。
また、なにか思いついたら書きます。
友だちのKくんが「ぜひ見てほしい」ってんで、うちにDVDを持ってきたのは一ヶ月くらい前のこと。脚本イノウエトシキってだけで見る気がしなかったけど、明日は特撮系のオフがあるし、そのあとKにも会う。だから、まあ、せっかく貸してくれたんだから見てみるか、と思って見てみました。
んで感想なんだけど、思ったほどひどいものではなかった……いやいや、褒めてませんからね(笑)。ひどいと聞いていたので、どれだけムチャクチャな話なのかとかまえていたから、一応は筋が通った物語にはなっていた、という意味での「ひどいものではなかった」です。細かいことをつつけばいろいろあるんだけどねぇ……。おれ、あら探ししながら見るの好きじゃないんですよ、ホントに。あら探ししてないのに見つかる「あら」にムカつくだけでして(笑)。
ただ、テーマがどうにも気に入らんなぁ。『THE FIRST』と名乗っているからには、仮面ライダーには大義が欲しかった。女のために戦うって、ずいぶん矮小なヒーローとしか見えないよ。これでは『THE FIRST』の名を借りた、いつもの「白倉版・平成ライダー」じゃん。本郷猛と一文字隼人というキャラクターをあそこまで変えてしまうのなら、なぜ『THE FIRST』なのか、という疑問がわくよ。
それに、ヒロインがダメです。小嶺麗奈はきらいじゃないけど、この物語には合わん。男が奪い合うヒロインなら、透明感がなくては……。おれの希望は広末涼子。でも、こういうキワモノには出ないだろうね(笑)。
変身のコンセプトも納得いかない。
仮面をつけることで、一見新しい試みをしているかのように思えるけど、ベルトの風車が回る意味とかはなくて、マスク以外の服はどうやって装着するのかも説明がない。変身のシーンがあっさりしすぎているのだ。一番燃えるとこだろう、変身シーンは。もっと大切にしてほしかった。
そしてぼくが一番気になったのは、猛が少女を救うために二人の人間を殺した(ように見える)シーンだ。
一人の命を救うために、トラックと自家用車の運転手が死んだ。そのことについて劇中でなにも触れていないのは、ヒーロー物の作品としては大きな欠陥といわざるをえない。たしかに猛が事故後に沈みこんでいるという描写はあるが、あれは己の力について悩んでいるようにしか見えない。
この映画について書かれた、いろんなブログやら掲示板を見てみたが、ヒーローが、なにも悪いことをしていない人間を、過失とはいえ結果的に死なせてしまっている(怪我をしただけかもしれないが、あの画面からはそのように見えないし、怪我だとしてもぼくがここで言いたいことに変わりはない)ことについて言及している人はとても少なかった。
多くの人はあれをどう考えるのだろうか。
くりかえすが、この場面はヒーローについて考えるときに、非常に重要な意味を持つ。このシーンについて語っていない『THE FIRST』論には意味がない、とさえ言い切ってしまいたいくらいだ。言い切ると怒る人がいるので言い切らないけどね(笑)。
あと、いくつか気になった点を。
■ショッカーに存在感がない。
■改造人間に選ぶ人間の基準がわからない。
■コブラとスネークのエピソードが全体の構成から完全に浮いている。
■画面が暗すぎ。意図か?
最後に、この映画のよかった点を挙げます。
なんといっても、ライダーと怪人の造形。これはすばらしい! 出渕裕のリデザインがよいということもあるが、スーツの質感や、あえてジッパーなどを隠さない造りにはリアリティがある。特に良かったのは、ライダー2体はもちろんだが、スネーク。口元だけが見えていて、これはなんだか非常にエロいぞ(笑)。特撮物にはエロさが必要、とひそかに思っているので、ぼく的には、これは大正解だ。スーツアクターのお姉さんに惚れてしまいそう。
ぜひとも、来年の(テレビシリーズの)ライダーでは、出渕裕にデザインをしてほしい。
それから、佐田真由美はやっぱり、エロ怖い。里中茶美の兄貴は思ったより出番が少なかった。
以上っ。
んで感想なんだけど、思ったほどひどいものではなかった……いやいや、褒めてませんからね(笑)。ひどいと聞いていたので、どれだけムチャクチャな話なのかとかまえていたから、一応は筋が通った物語にはなっていた、という意味での「ひどいものではなかった」です。細かいことをつつけばいろいろあるんだけどねぇ……。おれ、あら探ししながら見るの好きじゃないんですよ、ホントに。あら探ししてないのに見つかる「あら」にムカつくだけでして(笑)。
ただ、テーマがどうにも気に入らんなぁ。『THE FIRST』と名乗っているからには、仮面ライダーには大義が欲しかった。女のために戦うって、ずいぶん矮小なヒーローとしか見えないよ。これでは『THE FIRST』の名を借りた、いつもの「白倉版・平成ライダー」じゃん。本郷猛と一文字隼人というキャラクターをあそこまで変えてしまうのなら、なぜ『THE FIRST』なのか、という疑問がわくよ。
それに、ヒロインがダメです。小嶺麗奈はきらいじゃないけど、この物語には合わん。男が奪い合うヒロインなら、透明感がなくては……。おれの希望は広末涼子。でも、こういうキワモノには出ないだろうね(笑)。
変身のコンセプトも納得いかない。
仮面をつけることで、一見新しい試みをしているかのように思えるけど、ベルトの風車が回る意味とかはなくて、マスク以外の服はどうやって装着するのかも説明がない。変身のシーンがあっさりしすぎているのだ。一番燃えるとこだろう、変身シーンは。もっと大切にしてほしかった。
そしてぼくが一番気になったのは、猛が少女を救うために二人の人間を殺した(ように見える)シーンだ。
一人の命を救うために、トラックと自家用車の運転手が死んだ。そのことについて劇中でなにも触れていないのは、ヒーロー物の作品としては大きな欠陥といわざるをえない。たしかに猛が事故後に沈みこんでいるという描写はあるが、あれは己の力について悩んでいるようにしか見えない。
この映画について書かれた、いろんなブログやら掲示板を見てみたが、ヒーローが、なにも悪いことをしていない人間を、過失とはいえ結果的に死なせてしまっている(怪我をしただけかもしれないが、あの画面からはそのように見えないし、怪我だとしてもぼくがここで言いたいことに変わりはない)ことについて言及している人はとても少なかった。
多くの人はあれをどう考えるのだろうか。
くりかえすが、この場面はヒーローについて考えるときに、非常に重要な意味を持つ。このシーンについて語っていない『THE FIRST』論には意味がない、とさえ言い切ってしまいたいくらいだ。言い切ると怒る人がいるので言い切らないけどね(笑)。
あと、いくつか気になった点を。
■ショッカーに存在感がない。
■改造人間に選ぶ人間の基準がわからない。
■コブラとスネークのエピソードが全体の構成から完全に浮いている。
■画面が暗すぎ。意図か?
最後に、この映画のよかった点を挙げます。
なんといっても、ライダーと怪人の造形。これはすばらしい! 出渕裕のリデザインがよいということもあるが、スーツの質感や、あえてジッパーなどを隠さない造りにはリアリティがある。特に良かったのは、ライダー2体はもちろんだが、スネーク。口元だけが見えていて、これはなんだか非常にエロいぞ(笑)。特撮物にはエロさが必要、とひそかに思っているので、ぼく的には、これは大正解だ。スーツアクターのお姉さんに惚れてしまいそう。
ぜひとも、来年の(テレビシリーズの)ライダーでは、出渕裕にデザインをしてほしい。
それから、佐田真由美はやっぱり、エロ怖い。里中茶美の兄貴は思ったより出番が少なかった。
以上っ。
どうにもこうにも、つまらんとか通り越してあきれたですよ。
こりゃ、脚本家だけの責任ではなく、あれでOKとするプロデューサーに問題がある。このプロデューサー、いい仕事もしているのだが、こんなレベルの脚本を良しとするとは……。まだ『アテンションプリーズ』のほうが納得できるよ。と、そんな言い草をしては、これはこれで怒られそうだけど。
「あなたに向けて作られてない」……なるほどねぇ、たしかにそうだ。おれ、低レベルのストーリーは見たいと思わないからなぁ。きっと、おれのようにひねくれてモノを見ない、純粋な視聴者に向けて作っているんでしょう。視聴率だのおもちゃの売り上げだのでしか作品の良し悪しを判断できない人たちにとっては、そういう視聴者こそ最良なんでしょう。でも、そういう「文化」は、いつか衰退するよ。永遠に続くと思われた読売ジャイアンツの人気が没落したようにね。
こりゃ、脚本家だけの責任ではなく、あれでOKとするプロデューサーに問題がある。このプロデューサー、いい仕事もしているのだが、こんなレベルの脚本を良しとするとは……。まだ『アテンションプリーズ』のほうが納得できるよ。と、そんな言い草をしては、これはこれで怒られそうだけど。
「あなたに向けて作られてない」……なるほどねぇ、たしかにそうだ。おれ、低レベルのストーリーは見たいと思わないからなぁ。きっと、おれのようにひねくれてモノを見ない、純粋な視聴者に向けて作っているんでしょう。視聴率だのおもちゃの売り上げだのでしか作品の良し悪しを判断できない人たちにとっては、そういう視聴者こそ最良なんでしょう。でも、そういう「文化」は、いつか衰退するよ。永遠に続くと思われた読売ジャイアンツの人気が没落したようにね。
たまには変わった毛色のものを見ようと思って、『デイジー』を選択。いや、チョン・ジヒョン、好きなんですよ。
『僕の彼女を紹介します』しか見てないんだけど、あの映画でのチョン・ジヒョンはかわいかったなぁ。ストーリーはつまらなかったけど、彼女の魅力だけで見られる映画だった。
チョン・ジヒョンは『デイジー』でも主役で、ずーっと出ずっぱり。ファンとしては嬉しい映画だ。
ストーリーには取り立てて新しいものはなく、面白くもつまらなくもない、といった程度だった。こういう映画が一番感想書きにくいんだよなあ(笑)。
悪意をこめた解釈をすると、童貞っぽい刑事と殺し屋が同じ女を好きになり、ストーカーまがいのことをして近づき、最後にはみんな死んじゃうって感じのお話かな。身も蓋もない言い方ですが。
気になるのは時間が長いってこと。情緒的なシーンが多すぎ(ま、そこがいいという人もいるでしょうが)。あと30分くらい短くできるのでは?
あと、一番びっくりしたのは、映画のポスターでクライマックスシーンの結末が予想できてしまうこと。ぐったりとしたチョン・ジヒョンが男の腕に抱かれている写真は、彼女が死ぬのだろうということを予感させる……これ、いいの? 前売り券もこのデザインだったから、おれはクライマックスシーンで彼女が撃たれるってすぐわかって興ざめしましたよ。デザイナーは映画見てないのか? 映画会社も、もう少し考えてほしいものだ。こっちはなんの先入観もなく見てるのに……。
って、感じ。
チョン・ジヒョンのファンか、主演男優二人のファンなら楽しめるのでは?
『僕の彼女を紹介します』しか見てないんだけど、あの映画でのチョン・ジヒョンはかわいかったなぁ。ストーリーはつまらなかったけど、彼女の魅力だけで見られる映画だった。
チョン・ジヒョンは『デイジー』でも主役で、ずーっと出ずっぱり。ファンとしては嬉しい映画だ。
ストーリーには取り立てて新しいものはなく、面白くもつまらなくもない、といった程度だった。こういう映画が一番感想書きにくいんだよなあ(笑)。
悪意をこめた解釈をすると、童貞っぽい刑事と殺し屋が同じ女を好きになり、ストーカーまがいのことをして近づき、最後にはみんな死んじゃうって感じのお話かな。身も蓋もない言い方ですが。
気になるのは時間が長いってこと。情緒的なシーンが多すぎ(ま、そこがいいという人もいるでしょうが)。あと30分くらい短くできるのでは?
あと、一番びっくりしたのは、映画のポスターでクライマックスシーンの結末が予想できてしまうこと。ぐったりとしたチョン・ジヒョンが男の腕に抱かれている写真は、彼女が死ぬのだろうということを予感させる……これ、いいの? 前売り券もこのデザインだったから、おれはクライマックスシーンで彼女が撃たれるってすぐわかって興ざめしましたよ。デザイナーは映画見てないのか? 映画会社も、もう少し考えてほしいものだ。こっちはなんの先入観もなく見てるのに……。
って、感じ。
チョン・ジヒョンのファンか、主演男優二人のファンなら楽しめるのでは?
『嫌われ松子の一生』を見に行きました。ええ、『下妻物語』のテレビ放映見て、まんまとTBSの策略にハマったわけですが、なにか? 自覚してるだけマシってことで……(笑)。
映画は銀座で、と決めているぼくですが、この映画は銀座で公開されてないんですね。仕方ないから新宿行きましたよ。
けっこうお客さん入ってますね。初回でも半分くらい席が埋まっている。
んで、映画の感想。
全編通して思ったのは、この映画のモチーフと監督の世界観があまり合っていないのでは? ということ。悪い出来ではないのですが、根本的には陰陰滅滅とした話なので、監督が持っている世界の描写の仕方とずれがある気がします。
時系列が行ったり来たりするのに混乱しないのは脚本のうまさでしょう。スピード感もあるから、見ていて飽きはしない。
けどやっぱり、妙な感覚を感じたまま、ぼくは見ていた。武田真治が殺される場面で少しだけ笑い声が起きていたのは、そのせいかもしれない(ぼくには、人が死ぬシーンで笑うというのは理解できないけど)。この監督は、基本的にはコメディタッチを得意としているのだと思う。それでもあえて、監督は自分の世界観でこの物語を消化できる、表現できると考えたのだろう。その試みは半分成功し、半分失敗しているのでは?
普通の映画としてこれを撮ったら、よくある暗い日本映画の典型みたいになったかもしれず、そういう意味では中島監督は奮闘したと思う。どんな話かまったく知らずにぼくは見たから、どうしても『下妻物語』的なものを求めていたし、監督はそれには答えていた。けど、やはり、この物語に彼の映像美は合わないと、ぼくは感じました。
ストーリーで唯一残念だと思ったのは、松子の子供時代(教師になる前)があまり描かれなかったこと。子供からいきなり大人になってしまうのは残念。そうすれば松子が徐々に堕ちていく様が、もっと説得力を持ったのでは?
とは言っても、ぼくはこの映画を嫌いにはなれない。なにかが心に引っかかる映画だからだろう。それがなにかは、何日か経ったら、わかるかもしれないし、わからないかもしれない。
映画のあとは、ふと衝動的に献血ルームで献血をした。映画で見た血が記憶に残っていたのかな?
献血は年に二回くらいしかしないけど、おれも少しはいいことをしているんだという自己満足のためにしている。
ひどいやつだと思われるだろうけど、どこのだれが生きようが死のうが、ぼくにはさほど関係ない。家族とか友達とかに不幸が降りかからない限り、正直なところ、どうでもいいのだ。
だけど。
ほんの少しでも、だれかの役に立てるのなら、おれもこの世に生まれた甲斐がある。臓器移植は反対だが、再生可能な血液なら、人にあげるのはかまわない(ぼくが臓器移植に反対なのは、命を助けるためならどんな無謀も許される、とは思わないからなんだが、これは書き出したら長くなるのでいずれ、また)。
さて、と。競馬の予想しなくちゃ……(笑)。
映画は銀座で、と決めているぼくですが、この映画は銀座で公開されてないんですね。仕方ないから新宿行きましたよ。
けっこうお客さん入ってますね。初回でも半分くらい席が埋まっている。
んで、映画の感想。
全編通して思ったのは、この映画のモチーフと監督の世界観があまり合っていないのでは? ということ。悪い出来ではないのですが、根本的には陰陰滅滅とした話なので、監督が持っている世界の描写の仕方とずれがある気がします。
時系列が行ったり来たりするのに混乱しないのは脚本のうまさでしょう。スピード感もあるから、見ていて飽きはしない。
けどやっぱり、妙な感覚を感じたまま、ぼくは見ていた。武田真治が殺される場面で少しだけ笑い声が起きていたのは、そのせいかもしれない(ぼくには、人が死ぬシーンで笑うというのは理解できないけど)。この監督は、基本的にはコメディタッチを得意としているのだと思う。それでもあえて、監督は自分の世界観でこの物語を消化できる、表現できると考えたのだろう。その試みは半分成功し、半分失敗しているのでは?
普通の映画としてこれを撮ったら、よくある暗い日本映画の典型みたいになったかもしれず、そういう意味では中島監督は奮闘したと思う。どんな話かまったく知らずにぼくは見たから、どうしても『下妻物語』的なものを求めていたし、監督はそれには答えていた。けど、やはり、この物語に彼の映像美は合わないと、ぼくは感じました。
ストーリーで唯一残念だと思ったのは、松子の子供時代(教師になる前)があまり描かれなかったこと。子供からいきなり大人になってしまうのは残念。そうすれば松子が徐々に堕ちていく様が、もっと説得力を持ったのでは?
とは言っても、ぼくはこの映画を嫌いにはなれない。なにかが心に引っかかる映画だからだろう。それがなにかは、何日か経ったら、わかるかもしれないし、わからないかもしれない。
映画のあとは、ふと衝動的に献血ルームで献血をした。映画で見た血が記憶に残っていたのかな?
献血は年に二回くらいしかしないけど、おれも少しはいいことをしているんだという自己満足のためにしている。
ひどいやつだと思われるだろうけど、どこのだれが生きようが死のうが、ぼくにはさほど関係ない。家族とか友達とかに不幸が降りかからない限り、正直なところ、どうでもいいのだ。
だけど。
ほんの少しでも、だれかの役に立てるのなら、おれもこの世に生まれた甲斐がある。臓器移植は反対だが、再生可能な血液なら、人にあげるのはかまわない(ぼくが臓器移植に反対なのは、命を助けるためならどんな無謀も許される、とは思わないからなんだが、これは書き出したら長くなるのでいずれ、また)。
さて、と。競馬の予想しなくちゃ……(笑)。