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山梨まったり記-4

 16, 2008 06:18
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 それにしても、今思えば時間をつぶすのにサティやらダイソーやら、東京でも堪能できるスポットに行く必要はあったのか? どうせなら石和温泉の町並みやら景色やらを、歩きながらのんびりと味わうべきではなかったのか? そんなプチ後悔をしつつ、ぼくはとある宿の前までやってきました。
 その宿は、旅行にありがちな「ガイドブックやネットの写真ではきれいだった」というパターンにはまっていて、外観はかなり老朽化している感じ。ぼくは「思ってたよりボロいな」と口に出し、夏希さんも「そうですね」と頷きました。
 すると次の瞬間、「お客様でしょうか?」という声が斜め後ろから聞こえました。
 ハッと振り返ると、そこにはスーツ姿の、客商売をしています的笑顔を浮かべた若い男が…って、ことは、いまの会話を完全に聞かれた!!!
 いや、正直な感想を言ったまででなにも焦ることはないと思いつつ、ぼくは彼の顔を見ることができないまま、荷物を手渡しました。こういうタイプのバツの悪さはひさしぶりでした。
 しかし、フォローでもなんでもなく、通された室内はかなりきれいで、二人で泊まるには充分すぎる広さです。ここは五人まで収容できる部屋なので広いのは当然なのですが、かなり贅沢な感じがしてテンションが上がります。もっとも、部屋代もそれなりにするわけですが。
 荷物を下ろし、ちょっと休憩をとると、ぼくらはすぐに撮影をすることにしました。夏希さんにはとある衣装に着替えてもらったのですが、これが思っていたよりもスカートが短く、またぼくはテンションが上がりました。
 そして約一時間半をかけて、ぼくと夏希さんは撮影に集中しました。ぼくにとっても夏希さんにとってもwetはひさしぶり、露天風呂の水面に浮かぶプリーツスカートのゆらめきに、ぼくはくらくらしてしまったものです。
 終わったころには、太陽は山の向こうに沈み、街は夕闇に包まれようとしていました。

 つづく

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