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山梨まったり記-12

 26, 2008 06:36
 そしてようやく、道はフルーツ公園に向かっているっぽい雰囲気になってきました。これは言葉で説明しにくいのですが、まあ、なんとなく理解してくれればそれでかまいません(そんなもんわかるわけないって)。
 やがて、目の前が開け、雰囲気ではなく本当に公園の一端が見えてきました。時刻はもうお昼を過ぎていたので、駐車場は七割ほど埋まっていて、その周辺にはたくさんの人手がありました。サントリーワイナリーが静かすぎたために、ここでぼくはようやく観光地気分になりました。
 車を停め、早速公園を散策しようとしたぼくらは、その規模に驚きました。想像していたよりもはるかに広い敷地なのです。ここ、山梨フルーツ公園は山の傾斜に作られていて、ぼくらのいる駐車場からは裾野に広がる公園が一望でき…と思ったら、なんとここからさらに上のほうにも変わった形の建物があるのです。つまりぼくらは現在、公園のちょうど真ん中あたりにいることになります。広いとは思っていたけど、ここまでとは…。さすが東京とはちがって土地が余りまくっている地方ならではの公園です(何気に失礼なこと言ってるよね、お前)。
 ちょうどお腹も空いていたし、どこかレストラン的な場所で昼食を摂ろうと、ぼくと夏希さんは話をしました。
 夏希さんは「芝生で座って食べられるなら、コンビニでなにか買ってくればよかったですね」と残念そう。
 たしかに日本三大夜景(いまは夜じゃないけど)といわれる、この眺めのいい公園の芝生に座り、甲府盆地を眼下に見下ろしておにぎりでも食べたらおいしそうです。しかし、ぼくらは「行けばなにかあるだろう」と軽い気持ちで考えていたため、なにも用意していませんでした。
 というわけで、ぼくらはレストラン的なもの若しくはコンビニ的なものを探して、園内の地図を頼りにうろつき出しました。ところがレストラン的なものはほとんどありません。
 くだもの広場と呼ばれるドーム型の建物の中にあるカフェには20人くらいしか入れない上、食べ物はアイスやらジュースやらのみ。もっとも、ここならフルーツ公園だけに「なっちゃん」ではないジュースが飲めそうでしたが(笑)。 
 また、レストラン的なものというよりレストランそのものは(さっきから言ってる、そのレストラン的なものってなんなの?)、楕円体のパーゴラ(植物シェルター)という建物の3階にありましたが、繁盛しているファミレスみたいに人がたくさんいて、30分程度は待たなくてはならないようです。それにしてもこのレストラン、公園の規模に対してのキャパシティが少なすぎ。ざっと見渡した感じでは100人分の席もないでしょう。平日ならそれでいいのかもしれませんが、土日は地獄のような忙しさになりそうです。公園内にコンビニ的なものを作れば儲かるのに…。
 待つのは嫌ですが、ぼくの空腹感も限界になっていたため、仕方なくぼくらはエレベータ前の狭い空間で待つことにしました。
 この待ち時間も苦痛だったのですが、このあとさらに身体的に過酷な状況が待っているとは、そのときのぼくらにはまったく予想すらできませんでした。フルーツ公園の本当の恐ろしさは、まだこの先にあったのです…。

 つづく

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