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■日曜日のワンフェスに行くか行くまいか、まだ悩みチユウ。行く気はあるんだけどね、今回はウチからちょっと遠いのと、暑くてヘトヘトになるのがわかりきっているのと、入場するのに2000円も取られるのと、いろいろあって二の足を踏んでいる。行くなら行きますよ、という友だちもいるので早く返事しないといけないんだが……。どうしよう。

■以前、mixiで薦められた『東のエデン』、今頃見ていてめちゃくちゃ面白くてハマリチユウ。おれがセレソンに選ばれたら、年金問題をどうにかしたいな。60歳になったら一と月20万円の年金がもらえるようにすれば、みんな安心して60歳まで好きなことをできるんじゃないだろうか。いまの日本になんとなく漂っている気がする暗さって、将来への不安があるからだと思うので、国がそれを保障してやることによって自殺者も少しは減るんじゃないか……って、甘い考えかな。
 ……けど、これってテレビ版だけでストーリーが完結しないってのはネットで知ってしまった。どうしよう。

■競馬本の締め切り、今月チユウなのにまだ半分も完成していない。本文は少しずつ進んでいるけど、一番面倒くさい一覧表は一切手をつけていない。どうしよう。
 試写行ってきました。新宿厚生年金会館。

 予告編を見たときから「あれ?」と既視感に襲われたんだけど、今日見て「やっぱこれ、『デジモン』じゃん!!!」と確信。『デジモン』は以前、マイミクの尾久セントラルくんに借りて見ていた。40分と短い作品だが、それだけに展開がスピーディーでかなり面白い。
 『サマーウォーズ』はこの『デジモン』に「家族」という要素をプラスしたリメイク作品だ。『ヱヴァンゲリオン新劇場版』みたいなものとも言える。
 なのに細田監督はインタビューでこんなこと言っちゃってるけど大丈夫かなぁ、と人事ながら心配。

 http://www.cyzo.com/2009/07/post_2341.html

 あ、別にリメイクだからいけないとか言ってるわけじゃないので誤解なきよう。『サマーウォーズ』は『サマーウォーズ』で、それなりにいい作品だと思ってますよ。
 細田監督の作品って、従来のアニメになかった画作りが特徴的で、とても実写っぽい。カメラが置かれている場所が見えるというとわかってもらえるだろうか。セットの中の役者の芝居を撮っている、という感じなのだ。アニメってけっこう、こういうことを考えないで作られていると思う。ヘタクソなのはアップか引きか、しかない。キャラクターが二人で会話している場面の画を見ればわかりやすい。ヘタな監督は画面の右と左に人を配置して、すごく平面的な構図にしてしまう。そしてキャラはただ突っ立ってしゃべっているだけ。細田作品にはこういうのはない。
 ただし実写的な構図の中でおこなわれる芝居はアニメ的であったりもする。宮崎作品でもよく見られるが、たとえばキャラクターが右から左に走るシーンがあったとして、その「走り」の前にちょっと足踏みをするとか。また、涙を流すシーンではデフォルメされた粒がぼたぼたと、決してかっこよくなく描かれたりもする。他にも顔が赤くなるところもリアルではないんだけど、この画面の中ではリアリティを感じるのが不思議なのだ。多分、この人は実写志向なんじゃないかとさえ思う。そういう意味では庵野秀明と共通している。

 というわけで『サマーウォーズ』。
 キャラクターはとにかくよく動く。セリフによる説明がなくてもキャォラクターの見分けがついていくあたりはさすがだ。なんでもかんでもセリフで説明しないとわからない、と思っている作り手は多いよね。
 けれども肝心の、人間の深みまで描けているかどうかというと、ちょっと疑問は残る。おばあちゃんは主人公の男を「ニセモノ」だと見抜けなかったのに「聡明」だという感じになっているし、なにより主役の二人の性格が単純すぎる。小林靖子みたいに単純そうなキャラクターでもなにかひとつ、「おっ」と言わせる性格付けがあればよかったのに……。
 おばあちゃんの遺書(?)も、「泣かせ」の道具としてしか機能していないのでは? 実の家族より、10年も実家に戻っていない妾の子に呈する言葉のほうが多いってのが、なによりの証拠。ここにも「愛され不良」の定義が当てはまってしまっている。真面目に生きている人よりも、人に迷惑をかけるバカのほうが、より愛されるって……ナンシー関が言っていたが、日本人ってのはけっきょく不良が好きなんだなぁ。おれは嫌いだけど。
 あとOZの世界の全般的なデザインが村上隆チックなのも、おれ的には……。細田と村上の関係性を知らない人が見たら、「パクった!!!」と言われかねないような気がする。
 けれども、この映画は決してダメなんではなくて、ある程度ネットに関する知識のある人ならだれが見ても楽しめるように作られている(もっとも、製作した日本テレビはこれから局を挙げてPRしまくるはずだが、そのときはネットの複雑な話など一切ないかのごとく、家族愛みたいなものを前面に押し出すにちがいない)。

 と、こんな感じでよろしいでしょうか? ……って、だれに聞いてんだよ。

 それから、これは映画とは関係ないことだけど、どういうわけだかわからんが、上映開始の予定時刻過ぎても客をさばききれないため、なかなか映画が始まらなかった。スタッフが劇場内をうろつき回って「ここの席空いてます!!!」とか、いちいちウゼェ。1430上映開始なんだから、それ以降に来た客は立ち見でもいいじゃん。もしくは空いてる席を自分で見つけさせるべき。15分も押してたよ。なんでギリギリに来た人間にまでそんなに便宜を図るのか……。
 あ、おれが優しくないってことがバレたな、これで。イヒヒヒヒ。

『聖白百合騎士団』の感想は……

 18, 2009 23:30
 フェチ仲間のちょーすけさんも『聖白百合騎士団』の感想を書かれています。

  http://nylonmask.blogspot.com/2009/07/blog-post_18.html

 ネタバレしているので、ぜひ本編をご覧になってから読んでみてください。



 秋元才加にメロメロなおれとしては避けて通れぬ映画、それが『聖白百合騎士団』だ。
 もともとは渋谷でのみ上映していた単館系の映画で、まあ言ってみればインディーズに近い製作なのだろうか? 以前、黄金咲ちひろさん主演の映画も渋谷の小さな劇場で見たことがあるが、あんな感じのものかもしれない。ああいう劇場の雰囲気ってなんだかしらないがドキドキしてけっこう好きだが、積極的にそういう映画を見ることはしていないのも事実だ。
 それで、そのときは見に行けなかったんだが(だって夜しか上映してないんだもん)、DVDが出たので秋元才加に印税を払う必要もあったので購入。それにレンタル屋にこれが入荷するとも思えない。
 んで感想。

 ……どこの中学生が考えた映画?

 予算が無いこともわかるし、けっこうな短時間で撮ったこともうかがえるけど、もう少しスケール感が出せなかったのかなぁ? たとえば生徒会と騎士団の対立関係を強調するだけでも表現できるでしょう。秋元才加は学園のヒロインみたいな扱いになっているらしいけど、それもまったく伝わってこない。
 設定の荒唐無稽さは嫌いじゃないし、オープニングの雰囲気も好きだから、やりようによっては面白くなる要素もあっただけに、中学生が考えたみたいな展開になっていることは残念だ。
 話の展開も荒っぽくて、生徒会を襲撃するシーンはいきなり銃撃戦になってたりする。こういうのって、戦闘シーンそのものよりも準備している場面や戦闘が始まるまでのほうが面白いはずなのに……(たとえば東宝特撮で自衛隊が街中に展開するシチュエーションは激熱でしょう!!!)。その場面にしたって、秋元才加の腕前を見せたいなら、だらだら戦うんじゃなくて相手の銃だけ弾き飛ばすとか(安易だけど、あくまで例として)、やりようはあると思うんですよ。
 クライマックスの銃撃戦も単なる力押しで終わってしまって、物足りなさが残る。血が派手に出て、盛り上がっている感を出そうとしてるんだけどねぇ……。だいたい、あんな大きな口径のライフルで人を撃ったら原型留めていないのでは? まあ、そこは予算がないので仕方ないか。
 この監督はガン・アクションがやりたくて無茶苦茶な設定を考えたんだろうけど、その肝心のシーンがまったく盛り上がらないのでは……。
 あと、秋元才加は合気道の段持ちなんだから、格闘シーンも入れるべきでしょう!!! なんのために秋元才加という才能を選んだのか。『ハイキック・ガール!』もそうだったけど、監督はプロフィールを読んでないのか?
 それと、秋元才加の髪型がヘンなので、あんまりかわいらしく見えないのだ。清楚な感じと時代性を強調した結果、あの髪型に決めたんだろうけど、それにしてももっとうまく撮れるでしょう。女子より銃のほうが好きなんだろうな、この監督。
 とまあ、ダメなところばっかり書いてもなんなんで、いいところも。
 まずはタイトルにもある通り、百合の要素が入っているところはいい!!! でも、もうちょっと踏み込んで、キスシーンも入れてほしかったなあ。騎士団の二人(長澤奈央と、あと知らない人)がキスしているところに秋元才加がやってきて、それでも二人はキスに夢中で気づかないとか(笑)。いや、本当は秋元才加と長澤奈央のキスシーンが見たかったけど事務所NGかな。実は長澤奈央はけっこう好きな顔なんで。
 あといいところは……ごめん、このくらいかな(笑)。

 というわけで、秋元才加は映画に出る運に恵まれているとは思うものの、『伝染歌』然り『ハイキック・ガール!』然り、この『聖白百合騎士団』然り、作品運には恵まれてないってことがわかりました。
 秋元才加ファンなら。

円山動物園に行ってきました。

 16, 2009 21:01
IMGP1722.jpg IMGP1728.jpg IMGP1729.jpg

 先週の金曜日の札幌は雨でした。
 平日で、しかも雨だったこともあって、園内は静かでした。雨の日に動物園に来るのは初めてでしたが、こういう雰囲気もこれはこれでいいものです。
 ユキヒョウの子供が見たかったのですが、雨のせいなのか動物園側の都合なのか、公開されていなくてがっかり。まぁ、仕方ありませんが。
 それでもこの動物園イチオシ(?)のシロクマの双子の子供はいました。雨なんてものともせず、ちゃんと外に出ていて、それをお母さんが見守っているような感じでした。望遠レンズは持っていかなかったので、この写真の距離が精一杯でしたが、熱心に写真を撮られている男性のカメラにはけっこうな倍率のレンズが装着されてました。いいなぁ。
 シロクマのオスは子供が産まれると隔離されてしまうそうで……なんだかとても切なく思いました。

 思っていたよりもかなり長い時間、あちこちを巡り、気が付けば閉園時間ギリギリまで園内にいました。するとそこに閉園を告げる女性アナウンスが聞こえてきました。そろそろ動物園は終わります、なので良い子のみなさんもおうちに帰りましょう、といったニュアンスの言葉のあと、

 「動物たちは眠くて眠くてたまりません」

 と爆笑のコメントが!!! 眠くて眠くてたまらないって……夜行性の動物とかもいるだろう!!! なんか、この言い方だと動物たちが人間を楽しませるために一生懸命働いているみたいな感じがして、むしろ子供の夢がぶち壊しになるような気がします。
 これを聞けただけでも、円山動物園に来てよかったと思いました。


 先月見た映画『重力ピエロ』と同じ伊坂幸太郎原作なんだが、この『アヒルと鴨のコインロッカー』が原作に忠実に作られているという前提で言うんだけど、この人は「無垢」な存在を傷つけた奴は司法の手に委ねず殺してもいい、と考えているんだろうか? 良い悪いでモノを判断するのは好きじゃないけど、あえて書くと、レイプをしたり動物を虐待するのは良くないと個人的には思うが、人を殺すのはもっと悪いことだろう。それがどれほど悪人であっても。
 しかもこの「復讐計画」が杜撰なことこの上ない。『重力ピエロ』も『アヒ鴨』も、絶対こいつら警察にバレるYO!と思う。一応、ミステリとしても読まれたり見られたりしている作品なんだから、もうちょっと頭のいい計画がありそうなもんだけど……。
 もう伊坂作品はいいかな、おれ。

 同じような不快感は乙一の『GOTH』にも感じたけど、伊坂も乙一も若い人に人気があるようだから、みんなそんなふうには考えていないのかもしれないなぁ。ああ、やだやだ。

シンケンジャーとオジマンディアス。

 09, 2009 05:50
 ことはを救うために外道に堕ちる覚悟を決めたシンケンジャーたち、という展開には「おおっ、『The World Is Mine』の秋田駅前大銃撃戦か、あるいは『GANTZ』の新宿大虐殺か……」と期待したものの、結局は都合のいい「逃げ」の展開に。
 うーん、これは我が愛しの小林靖子タン脚本でもいただけないなぁ。
 せっかく「ヒーローである者が自分の愛する者のためになにかを犠牲にしていいのか」というテーマに触れたのだから、もっとそこを掘り下げないとダメでしょう。それをしないなら、あんな状況を作り出さなければいいのに。
 外道に堕ちるってんだから、タバコのポイ捨てくらいじゃダメなわけで、やっぱり人を傷つけることこそ外道への第一歩ではないかと思う。
 んで、これって、『ウォッチメン』のオジマンディアスだよね。

【以下、『ウォッチメン』のネタバレあります】

















 オジマンディアスは確信犯として、外道に堕ちたと言えるでしょう。地球が滅亡するよりは少数を犠牲にしたほうがいい、と彼は思った。
 ぼくは彼の選択と行動を支持しないが、シンケンジャーたちは一度覚悟したのならちょっとくらいは外道っぽいことをしてみるべきだったのではないか。
 と、そんなことを書くと「子供にトラウマが残る」とか「ヒーローが悪いことをしたら子供がマネする」などと言う人がいるかもしれないが、これをきっかけにして親子で話し合ったり考えたりすればいいじゃないか。
 そもそもぼくは「子供にはトラウマを植え付けろ」と思っているんだけどねwwww

もはや笑っていられない。

 06, 2009 05:49
 こういう連中を嘲け笑う段階は過ぎている。

 http://news.ameba.jp/weblog/2008/05/14016.html

 以下、記事をコピペ

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美少女アニメにハマるから犯罪起こすと民主党議員が嘆願
 5月23日 11時00分

 14日、民主党の円より子参議院議員が嘆願書を提出したが、その内容がネットで物議を醸している。

 嘆願書の内容は、美少女アダルトアニメやゲームに夢中になると、知らず知らずのうちに人間性を失い、それらゲームやアニメの多くが対象とする幼女への罪を犯しやすい。よって、美少女系のゲームや雑誌・アニメに規制を行うことが必要だ、というもの。この嘆願には同党の下田敦子参院議員も賛同している。

 この事実をネットで紹介した人は「『ゲームをしているうちに心が破壊される』のではなく、『現実世界で心が破壊されたからゲームに逃げた』のです」と、円氏の考えを否定している。

 他にも「エロゲーが性欲暴走の抑止力になってるなんて微塵もわからないんだろうな」「これはただの絵だ」「小学生とかのTバック写真とかの方が深刻だと思うよ」など、疑問を抱く声は多い。

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 ちなみにこの円より子はブログを解説していたが、この問題でコメント欄が荒れたらしく、速攻で閉鎖したようだ。なんたる情けなさ。
 また、この円の嘆願に賛同している下田敦子のサイトはこちら↓

 http://www.shimodaatsuko.jp/

 民主には政権を取ってもらいたいという気もあるけど、こんなバカが何人もいるようでは再考しないとなるまい……。

6月に見た映画

 03, 2009 19:22
 ■映画(新作)■
  『スタートレック』
  『ハイキック・ガール!』
  『重力ピエロ』
  『ターミネーター4』
  『モンスターVSエイリアン』

 ■映画(DVD)■
  『伝染歌』
  『ぐるりのこと。』
  『SOW4』
  『ミスティック・リバー』
  『スーパーバッド 童貞ウォーズ』

 ■新作順位■
  1『グラン・トリノ』
  2『ヘルボーイⅡゴールデンアーミー』
  3『ヤッターマン』
  4『ウォッチメン』
  5『チェンジリング』
  6『バーン・アフター・リーディング』
  7『チェ28歳の革命』
  8『チェ39歳別れの手紙』
  9『モンスターVSエイリアン』
  10『エグザイル/絆』
  11『ターミネーター4』
  12『ワルキューレ』
  13『レッドクリフPARTⅡ』
  14『スタートレック』
  15『禅』
  16『ザ・ムーン』
  17『007慰めの報酬』
  18『パッセンジャーズ』
  19『重力ピエロ』
  20『ベンジャミン・バトン数奇な人生』
  21『感染列島』
  22『誰も守ってくれない』
  23『ハイキック・ガール!』

 6月はまあまあ見られたほうかな、これでも。
 『スタートレック』は、予告編で見た印象通りの映画。それ以上でもそれ以下でもない。ある意味、こういう映画が一番ダメなのかも。見ても自分になんのプラスにもマイナスにもならないし。まあ、昔からスペースオペラは好きじゃなかったけど、この映画を見て再認識した次第です。
 『ハイキック・ガール!』は以前、日記にも書いたので興味のあるかたはそちらを見てください。まったく「映画」になっておらず、文句なしで今年のワーストですね。

 http://nuremusume.blog.2nt.com/blog-entry-858.html
 
 『重力ピエロ』も日記に書きました。

 http://nuremusume.blog.2nt.com/blog-entry-864.html

 やっぱりこの映画で描かれている倫理観には大きな違和感がある。そして、ネットの感想などを読んでみると多くはあれをいいことであるかのように思い、感動しているんだよなぁ……。どんな理由があれ、人殺しは人殺しですよ、と思うんだが(緊急的な場合を除いて)。日本で死刑に賛成している人がたくさんいる理由のひとつがここにある気がする、と言ったら大げさかな?
 『ターミネーター4』はCMでネタバレしていたのが腹立たしい。良くも悪くも、映画を見ているあいだ、「シナリオ作るの大変だったんだろうなぁ」と感じずにはいられなかった。
 『モンスターVSエイリアン』は来週あたり公開するのかな、試写会で見ました。いろんなSF映画のパロディが散りばめられているので、SF映画ファンは必見。東宝特撮のパロディまであるとは驚きでした(ごめんなさい、ちょっとネタバレ)。 ただ、映画として楽しめたのは前半のクライマックスまでで、後半はよくある展開になってしまったのが残念。なんかもっといい方法がありそうなのに惜しい。日本語吹き替え版のベッキーとバナナマン日村は思っていたよりはよかったです。
 以上が新作。以下はDVD鑑賞です。
 『伝染歌』のことも日記で書きました。

 http://nuremusume.blog.2nt.com/blog-entry-855.html

 この前、メイキングを見たら小嶋に水をバケツでぶっかけるシーンがあったので、濡れフェチの人にはちょっとオススメです。
 『ぐるりのこと。』は宇多丸が去年の邦画ベストと言っていたので。裁判のシーンで説明の字幕が出るのは意味あるのか、とか思ったりしたけど、きちんとしているし、なんだか妙な重みを感じる、なかなかいい映画でした。人間のダメさと、それでも付き合わざるをえない関係性が、裁判のシーンで描かれる犯罪と社会を重ねているのかなぁと感じたけど、この解釈でいいのかな?
 『SOW4』は冒頭からグロいシーンが続出。やっぱり見なきゃよかった、と後悔w 一応、今回も映画全体にトリックが仕掛けられているんだけど、『3』は大分前に見たから忘れちまってたよ(また、ちょっとネタバレしてるぞ)。
 『ミスティック・リバー』は映画的な終わり方をしないところがいい。あれでいいのか、とモヤモヤが燻ったまま残るのも心地いいとさえ感じる。イーストウッドの映画はみんなそうだけど、視点がすごく冷めているのに冷酷な感じはしないのが不思議。多分、この人にはいわゆる「悪」を許せない気持ちはあるんだけど、冷静にそれを見つめられる故の熱い魂があるのだと思う。
 『スーパーバッド 童貞ウォーズ』は褒め言葉として「くだらねぇ」と言いたくなる映画。「万年童貞」のおれには同感できるところがたくさんあって、キャラクターたちを微笑ましく見つめていた。おれも十代のころはマンコのことしか頭になかったし(今でもだろw)。ただ、警官絡みのエピソードは、「こいつら人を殺すんじゃないか」とか思っていて、ずっと怖かったから笑えなかった。童貞の気持ちを理解するために、年頃の女子にこそ見てもらいたい映画。

 というわけで、6月はたくさん映画を見られました。よかったねよかったねよかったね~よかったね~。

そういうとこが、ちょっと嫌い。

 02, 2009 06:06
 先々週の『人志松本の○○な話』で、出演者が好きなものをどれだけ好きかアピールするという内容だった。そこで映画『ダークナイト』が取り上げられたので、『ダークナイト』ファンとしては期待したんだが……「好き」と名乗りを上げた品川庄司の品川裕は「メイキングが面白いんですよ」と本編そっちのけで、この映画がどう撮影されたかを語り始めた。

 えーっ、なにそれ?

 メイキングが面白いってのは映画の魅力とは関係ないじゃん。車が「縦に」転倒するシーンって実はこうして撮ってるんですよって言われて「へー」となるのは本編ありきであってのことでしょう。
 この番組のこの場面に限らず、この品川って人は「自分は人とはちがう視点を持ってますよ」感を前面に押し出しているけど、あんまりひねりすぎるのはどうかなぁ……。そういうとこが、ちょっと嫌い。
 そんな品川の話はどうでもよかったけど、松本人志が『ダークナイト』を全然面白くなかったと言っていたので、その理由を聞いて見たかったなぁ。

 そんな品川裕オススメ(笑)のメイキングも見られるDVD→ 

すべての人に熟読してほしい。

 01, 2009 06:19
 mixiの、マイミクの方の日記に書かれていたので、ぼくの日記にもコピペする。

 自民と公明が成立させようとしている、児童ポルノ改正案についての国会での発言だ。
 ぼくみたいにフェチ写真やビデオを撮ったりしている人、女の子のイラストを描いている人、アイドル好きな人……てゆーか、すべての人はこの国会議員たちの言葉の意味をよく考えてほしい。押し付けがましい言い方になってしまって申し訳ないが、もし自民と公明が提出している法案がそのまま通れば、表現者にとって、そしてそれを鑑賞する人たちにとって、とんでもないことが起きる可能性がある。

 以下、コピペ。

――――――――――――――――――――――――――――――――

【 自由民主党 葉梨康弘 議員 発言要旨 】

・メール、郵便、FAX、いかなる手段で児童ポルノを所持していても逮捕する
・電子メールに児童ポルノが添付されているかどうかは、ファイルを開く前に分かるはず
・電子メールがきたら児童ポルノだと思えばいい
・映画、出版物、大女優だろうと関係ない、今までの映画も本も写真も18歳以下のヌードなら全部捨てるように
・宮沢りえのサンタフェでも、法改正後は捨てないと逮捕する
・宮沢りえのサンタフェは見たことがないが、規制する
・過去作品のどれが児童ポルノかどうかは政府が調査して教えてくれるはず
・顔が幼くて制服を着ていれば児童ポルノだと判断される
・ジャニーズでも乳首が写っていたら児童ポルノだ
・児童ポルノかどうかは見た目でわかる。芸術性など考慮しない
・ハードディスクに入っている画像を何回開いたかで故意性を審査する
・写真や雑誌は、使い古されていたり手垢がたくさん付いていれば故意をみなす
・冤罪など起こらない。単純所持規制国での冤罪の事例も知らない(*注1 参照)
・自白は証拠の王様だ
・捜査官は善良なので、自白を強いて冤罪を生じさせるようなことはない
・冤罪の懸念なら、鞄に拳銃を入れられることだってある
・マンガやアニメやゲームは悪影響の研究をして三年後に規制する予定
・民主案は相続物に児童ポルノがあっても逮捕できないので困る


【 公明党 丸谷佳織 議員 発言要旨 】
・児童ポルノがひどすぎて涙が出ます
・民主案では無償で1回に100枚の画像を入手しても合法になるので困る
・もし1回に100枚の画像入手が故意でないとしても、冤罪の問題はここでは関係ない
・民主案では「児童ポルノ」の名称を変更しているのはけしからん


【 民主党 枝野幸男 議員 発言要旨 】
・自公案の児童ポルノの定義「衣服を一部または全部つけていない姿」はあいまい
・自公案の「性的な目的で所持」は内心の問題であり、自白に頼った冤罪が発生する
・冤罪防止には取り調べの可視化が必須だが、与党はそれに関する審議を拒否している
・足利事件でも、虚偽であるにもかかわらず合理的な内容の自白がとられている
・冤罪は実際に起きている。ならば、それを防止するのは立法の義務
・拳銃や麻薬のような物体と違い、児童ポルノのような情報は入手が容易すぎる
・自公案では冤罪防止の措置が全くとられていない
・民主案でも、芸術的な価値のある作品が児童ポルノに該当することはありうる


【 社会民主党 保坂展人 議員 発言要旨 】
・宮沢りえのサンタフェが、児童を性虐待した結果の児童ポルノだとは思えない
・自公案の「性的な目的で所持」は、誰がそれを判断するのか
・三号児童ポルノ(衣服を一部または全部つけていない姿)かどうかを判断するのは困難
・自公案が成立すれば、ワイセツなものだけでなく芸術に相当する作品も破棄されてしまう
・芸術的な価値のある作品は児童ポルノにすべきではない
・マンガやアニメ等の創作物は児童ポルノから除外すべき

--------------------------------------

【 前田雅英 首都大学東京教授 (参考人) 発言要旨 】
・民主案では性器露出していない水着写真で逮捕できないので困る
・性器にこだわるより、性器を露出していないものも幅広く規制すべき
・アニメやゲームが性犯罪の抑止になっているなどメチャクチャな議論(*注2 参照)
・規制強化は世界の趨勢。日本も合わせなくてはならない


【 一場順子 弁護士 (参考人) 発言要旨 】
・現行法の三号児童ポルノ(衣服を一部または全部つけていない姿)は定義があいまいなので児童救済につながらない
・自公案では、捜査時の児童の精神的配慮やケア等、児童の直接救済が一切入っていない
・アニメやゲームの規制は、本来の児童保護とは全く別の話。他の法的手段で対応すべき


【 アグネス・チャン 日本ユニセフ協会大使 (参考人) 発言要旨 】
・東南アジアでの児童売買は日本人が撮影し販売している(*注3 参照)
・国民の9割がアンケートで「単純所持賛成」と答えている(*注4 参照)
・児童ポルノ法施行前(1999年)以前は、コンビニで児童ポルノが買えた(*注5 参照)
・児童ポルノの被害者は100万人いる(*注6 参照)
・外国は単純所持を禁止してない日本を責めている
・自分の後ろには児童ポルノの被害者がいる(「見えるでしょう?」と手で指し示す)
・宮沢りえの「サンタフェ」は児童ポルノだ
・18歳以下の水着グラビアなど必要ない。買っても見ても持ってもダメ
・自分はネットの反対派に脅迫されている


【 田島泰彦 上智大学教授 (参考人) 発言要旨 】
・あいまいな現行法の児童ポルノの定義を厳格化した民主案の方が望ましい
・諸外国では単純所持を禁止しているが、文学・科学・芸術的価値のあるものを除外する等限定的で、表現の自由にも配慮している
・アニメやゲームの創造物規制は表現の自由に反する


【 法務省刑事局長 答弁要旨 】
・海外の単純所持禁止国での犯罪率等のデータはもっていない。知らない

――――――――――――――――――――――――――――――――

 近々おこなわれる選挙では、自分の選挙区の候補者が、この法案についてどう考えているか聞いてみるつもりだ。
 絶対に、こんなことを許してはいけない。

 ■葉梨康弘のHP→ http://www.hanashiyasuhiro.com/

 ■丸谷佳織のHP→ http://www.maruya-kaori.com/

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